2010年 06月 27日
雨の日のお茶
東京は、例年より雨が少ない気がする梅雨ですが、
すっきり晴れず、しっとりとした空気はやっぱり梅雨でしょうか。 またカエルと飲みますか、、、 中国語&文化の勉強不足かもしれませんが、 中国で「雲」は吉祥模様や縁起のよい言葉の一部に使われているのを よく見るのに、雨って・・・あんまり見ませんね。 お茶作りにも雲(というか霧)は重要だけれど、雨はそこそこでよいものですし。 ・・・とかなんとか考えているうちに思い出したお茶。 「南京雨花茶」 このお茶の名前を初めて聞いたとき、「南京」はともかく、 雨の花なんて、なんてきれいな名前のお茶なんだろう、と思いました。 今、手元にある茶葉があまり理想の形状ではないものなので、 写真ではわかりにくいですが、とても細くて、まっすぐで、 サーッと降る小雨みたい?と想像も膨らませたものです。 ・・・が、このお茶、「雨花」までが地名。 「南京の雨花台」 からきた名前です。 このお茶の産地、南京に、雨花石という様々な模様の入った メノウが採れる雨花台という場所があります。 じゃ、その雨花石にお茶が似ているのか? と、まだ救いを求める私ですが・・・ その場所、国民党時代、処刑場として使われていたところで、 中国共産党にとって、歴史教育上、重要な場所。 お茶の名前は、生産地と生産が始まった時期が 歴史と重なってつけられたもの。 ・・・なんて、生臭い、政治的なお話orz お茶って、贅沢品なだけに、 風流で済まされないナニカがあったりするのよね。
by paocha08
| 2010-06-27 10:48
| 緑茶
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