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雨の日のお茶
東京は、例年より雨が少ない気がする梅雨ですが、
すっきり晴れず、しっとりとした空気はやっぱり梅雨でしょうか。

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またカエルと飲みますか、、、

中国語&文化の勉強不足かもしれませんが、
中国で「雲」は吉祥模様や縁起のよい言葉の一部に使われているのを
よく見るのに、雨って・・・あんまり見ませんね。
お茶作りにも雲(というか霧)は重要だけれど、雨はそこそこでよいものですし。

・・・とかなんとか考えているうちに思い出したお茶。

「南京雨花茶」

このお茶の名前を初めて聞いたとき、「南京」はともかく、
雨の花なんて、なんてきれいな名前のお茶なんだろう、と思いました。
今、手元にある茶葉があまり理想の形状ではないものなので、
写真ではわかりにくいですが、とても細くて、まっすぐで、
サーッと降る小雨みたい?と想像も膨らませたものです。
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・・・が、このお茶、「雨花」までが地名。

「南京の雨花台」

からきた名前です。
このお茶の産地、南京に、雨花石という様々な模様の入った
メノウが採れる雨花台という場所があります。

じゃ、その雨花石にお茶が似ているのか?
と、まだ救いを求める私ですが・・・

その場所、国民党時代、処刑場として使われていたところで、
中国共産党にとって、歴史教育上、重要な場所。
お茶の名前は、生産地と生産が始まった時期が
歴史と重なってつけられたもの。

・・・なんて、生臭い、政治的なお話orz

お茶って、贅沢品なだけに、
風流で済まされないナニカがあったりするのよね。
by paocha08 | 2010-06-27 10:48 | 緑茶