でもやっぱり紫砂
青磁ブームが来ている中、紫砂はブームが去ったかと言うと
そうではなく、しっかり定着して、
定番アイテムに変わった感じがします。
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数年前のお茶市場。
茶葉店での試飲と言えば、もっともシンプルでお安い白い蓋碗に白い小さな茶杯。
それが欠けてたりするのも当たり前でした。

茶器の選択肢が少なかったこと、
器を楽しむ習慣や余裕がなかったこと

・・・いろんなことが関係していると思うけれど、
ここ1〜2年で、茶器を楽しむ余裕が出てきたのは確かのよう。

どこのお店でも紫砂の茶壷を数個は持っていて、
店員さんが楽しそうに育てているし、
出される茶杯もきれいなものが多くなってきました。

「これ、いいね、どこで売ってるの?」
「友達がデザインしたんだー」

なんて答えまで。
マスコミが報道する中国の経済成長には疑問もあるけれど、
ここ上海のお茶市場だけに限れば、
彼らに余裕が増えてきたことは確かだと思えます。

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で、紫砂。

紫砂壷というのは、お茶を淹れる人数によって、大きさを使い分けるのですが、
2年前は、鑑賞用なのか、普洱茶用なのか、やたらと大きく、
日本の急須ぐらいのものがたくさん流通していました。
今回は、そのブームが去ったのか、標準的なサイズ4人用か6人用ぐらいの
サイズのものが充実していました。

紫砂と言えば、その原料の紫砂泥が2005年に原料枯渇の危機で
採掘禁止になり、その後は、採掘済みの原料を使って作っている
というのがよく聞く話でしたが、今回は

「80年代の原料だ」

という台詞が。
昔作った作品を壊して原料にしている、という説明が流行中。
真偽のほどがわからないので、「流行中」ということにしておきます(笑)

ちなみに80年代というのは、台湾や香港で紫砂壷ブームが起きた時期だそう。
ブームが起きれば、需要にトコトン合わせて、トコトン作ってしまう人たち、
そして、ブームに便乗して一儲けしようとする人たちが出るのは当たり前で。
かなりの資源が消費されたこと、
そして、ニセモノや混ぜモノが出回ったことも確かだと思います。
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とかなんとか言っても、やっぱり中国茶にはビジュアル的に
紫砂壷が似合うので、今回ももちろんお買い上げ。
いいのですよ、紫砂壷風でも。
だって、メロンも夕張メロンじゃなくてもいいわけだから。
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by paocha08 | 2010-08-08 11:52 | 未分類