2010年 08月 21日
半天妖
残暑お見舞い申し上げます。 先週の猛暑を経験したせいで、ものすごく涼しくなった気がしてますが、 普通に30℃越えで、風もない・・・ さて、半天妖の名前の由来の続きです。 明の時代、武夷山にある天心永楽禅寺の住職さんが夢を見ました。 嘴に光る宝石を咥えた1羽の真っ白なハイタカが 大きな鷹に追いかけられても離さず、 その後、三花峰の中腹に落として行った その夢が本当かどうか確かめるため、住職さんは和尚さんを その峰に行かせました。 和尚さんは、崖を縄で下りたりと、苦労して三花峰の中腹にたどり着き ついに、突き出した絶壁の上に緑色のお茶の実を見つけます。 和尚さんは、芽と根がすでに出始めているそのお茶の実を 慎重に持ち帰り、住職さんに渡しました。 そして住職さんが植えて、1尺に育ったところで 和尚さんが移植しに行きました。 というのが伝説です。 翻訳が間違ってたらすみませんが、ほぼこんな感じで。 なんかオチがないな、とか突っ込みたくなりますが、 そこは中国なので、こんなもんです。たぶん。 結局、最後はどこに移植しに行ったんだよ?というのは、 はっきり書いていないので、よくわかりません。 「上去(=上って行った)」と書いてあるので、 たぶん三花峰の絶壁でよいと思うのですが。 ・・・出所が同じ(コピペ?)なのか、中国お茶系サイトを いくつウロウロしても、全く同じ文章、同じ長さでこのお話が載っていて、 答えが見つかりませんでした。 ・・・と思ったら、台湾系のサイトには、このお話、 このバージョンともう少し詳しいバージョンが両方出てました。 夢の内容がもう少し納得行くように書かれている上、 期待した通り、最後は三花峰の絶壁に植え戻したとはっきり書かれています(笑) さて、お茶の名前の由来としては「突き出した絶壁」が相当突き出してたようで、 半分天に生えているようだから「半天」で 半天+トキタカ「鹞」=半天鹞 長い間にそれが山の中腹を意味し、 同音異字である「腰」に変わって「半天腰」。 半天夭(夭=茂った) 半天妖 については、由来が見あたらなかったのですが、 お茶のイメージを同音異字で、 言葉遊び的に誰かがつけた名前のようですね。
by paocha08
| 2010-08-21 11:51
| 青茶
|