2012年 07月 01日
銀針六安
マカオのスーパーで中身も見ずに買ってきた 銀針六安 半斤(300g) 12.5MOP(125円)。 六安(黒茶)で銀針とはどういうことなのか?! ・・・ん?! ・・・んん? 六安らしき黒いお茶っ葉とまだ緑のお茶っ葉(烏龍?) ・・・と、ぷちぷち(笑) 茶葉は、茎とか粉砕された葉っぱが多いものの、 光沢もあるし、意外にも美味しそう。 ぷちぷちは、とっても小さなお花です。 どうやら米蘭とか樹蘭とか言われるお花らしいです。 でも、お茶はお花の香りはしなくて、ほうじ茶みたいな。 味も、ほうじ茶みたい。 香ばしくて、さっぱりしていて、クセもなく、 しかも2〜3煎しか出ないので、お食事中やお休み前に最適。 意外と気に入った〜♪ (安いし。) で、いろいろ見たり、聞いたりして、このお茶は香港あたりでは 六安にお花を混ぜた「香六安」と呼ばれているものであろうということが判明。 ところで、私には、そもそも六安というお茶そのものが謎なのですよ。 香港関係の方々にはお馴染みらしいのだけれど。 初めて出会ったのは、日本で。 香港の茶荘で働くIさんのお茶会でした。 竹の皮に包まれて、竹籠に入れられて熟成されたお茶で、 安徽省の六安産ということなのですが。 数年前、上海の祁門紅茶店で祁門産のお茶だと勧められた「安茶」にそっくり。 祁門紅茶の産地、祁門も安徽省なので、同じもの? でも、六安茶の産地とされる六安と祁門って、結構離れてるけど・・・ 同じような形でメジャーなものに広西省の六堡茶というのがあるのですが、 六安も安茶もこれより一回り小さいもの。 いろいろ調べるのだけれど、このお茶、どっちも本に出てこない。 この大辞典にさえ・・・。 謎。 あまりに本に出てこないので、中国版Google「百度」してみたりするけれど、 情報ソースが1つじゃ心許ない。 ・・・と、思ってたら、なんの解決にもならないのだけど、 ほとんど同じように謎に巻かれている方、発見。 → asahi.comの「鳴小小一碗茶」。 日本の中国茶界でかなり有名な方なので、 なんか、諦めついたわ(笑) ところで、私の買ってきた銀針六安。 産毛のついた芽も入ってないし、 一体どのあたりが、銀針なのか・・・?
by paocha08
| 2012-07-01 23:07
| 黒茶・プーアル茶
|