上海水事情
ここ上海は水が汚く、水道水を直接飲むことはできません。

ま、世界においても水道水を沸かさずに飲める地域というのは、それほど多いわけでもないと思うのですが、それにしても、ココの水はひどいです。色と臭いつき。お風呂に溜めれば、バスクリン入れたっけ?みたいな色に・・・
洗濯もすればするほど、白シャツが黄ばむ・・・
e0129842_1916281.jpg


ということで、生水はもちろん飲めません。
e0129842_1917421.jpgなので、飲み水用にはオフィスや家庭など、あちらこちらでこんな飲水機とタンクが置かれています。

駐在日本人の家庭では、浄水器なども利用されているケースが多く、中にはキッチンだけでなく、シャワーや洗濯など家中丸ごと浄水の家もあるんです。

ということで、通常お茶はこの飲水機に設置されたお水を使って入れるわけですが、上のお水は大きく分けて3通りあります。純浄水と蒸留水とミネラルウォーター。

ミネラルウォーターはいいとして、
蒸留水、純浄水って?

蒸留水は理科の実験で習ったり使ったりしたことありませんか。
水を沸かして、その蒸気を冷やすことによって作ったお水。
だから不純物(ミネラルも)ナシです。

浄水ですが、日本で「浄水」と聞くと浄水器でカルキ抜きをしたようなお水のイメージがあるのですが、ここ中国で言う「純浄水」はどうやらあらゆる不純物(ミネラルも)が濾過されているようです。

単純に考えると、カルシウム、ミネラルなど不純物が多いとお茶の成分と反応して
本来の味などが抽出されにくくなるため、できるだけ純粋なお水が適しているということになります。

だから、ミネラルの一部であるマグネシウム、カリウムが多い硬水(コントレックスなど)と軟水を比較すると、軟水の方がお茶の旨みや香りをよく引き出すというのは、よく言われること。

ただ蒸留水、純浄水のようにミネラルまで無くした水を使って、
飲んで美味しいと感じるお茶が煎れられるのかどうかは謎です。

お水に含まれるミネラルと相まって、お茶の味がまろやかになったり、
香りが高くなったりすることもあるわけですから。
科学的にお茶の成分が最大限に抽出されることと、
飲んで美味しい抽出のされ方は別なのかな、と思います。

それから純浄水、蒸留水については、インターネットで検索をかけると諸説出てきますね。身体にいいとか、逆に悪いとか。ほんとのところはどうなんでしょう?


ちなみに中国茶の世界ではお水に必要な条件を

軟・清・活

と3つの文字で表します。
軟水で、清潔で、活きている(酸素が含まれている)という3点。

ここにさらにミネラルのバランスなどなど考えて、経験則なのか誰かが研究したのかわかりませんが、上海市内のお茶関係者の間では、こちらのお水がお茶が美味しく煎れられると人気高し!

e0129842_19173968.jpg「農夫山泉」

2Lで3〜4元、4Lで6〜7元、飲水機に取り付ける18Lタンクも見かけますね。

ちなみに街中のレストランで出されるお茶は通常水道水を沸かしたもので煎れられるので、そりゃもう、お茶の香りと味以前に

「上海風味(by 100%水道水)」

がします(>_<)

ご旅行で上海を訪れる皆様、ホテルのバスタブに黄色や緑のお湯が溜まっても、
驚かないでくださいね。上海では日常茶飯事、どうしようもないことですから!
そして、決して生水は飲まれませんよう。
[PR]
by paocha08 | 2008-04-17 19:30 | その他