2008年 07月 26日
吴裕泰
今日はお茶ブロ、北京シリーズ第2弾です。
北京のお茶屋さんをご紹介。 こちら老舗の吴裕泰。 空港を始め、市内各所に多くの支店を持つ老舗のお茶屋さんです。 老舗の証拠にこんな本も出てたりして。 お茶に関するシリーズ本のうちの1巻を独占! このお茶屋さん、たくさんの種類のお茶を扱っているのですが、特にジャスミン茶が有名な商品です。 お茶はもちろん、ジャスミンの花まで自社農場で栽培し、製茶しているというこだわりぶり。その生産にはお茶を研究している大学の先生が監修に入っているとか。 コンテストにも参加して、数々の賞を取っています。 実はジャスミン茶、とても手のかかるお茶なのです。 お茶1kgに対して、必要なジャスミンの花は20〜30kg! しかも完全に咲ききる前の一番香る状態のお花が必要とされます。 そして、香りを移す作業は2回から7回と繰り返し行われるのです。 ジャスミンの花を育てるのは結構手がかかるそうです。 なので、最近はジャスミンに似た花を使ったり、混ぜたりしてジャスミン茶が作られることが多いようで、正真正銘のジャスミン茶は年々少なくなっているとか。 ジャスミン茶の価格の差は、元々の茶葉の種類とグレード、香りを移す作業の回数、 そしてお花の質・種類の違いなどに左右されるようですね。 そんな中、この吴裕泰が作っている一番高級なジャスミン茶は その名も「茉莉花茶王」。 どうどうたる名前の通り、価格もどうどうたるもので 50g 120元(2000円弱) 街中で目にする茉莉花茶が50gで30元、 市場ではさらに半額近いことを考えるとかなりの高級っぷりです。 年間の生産量は先ほどの本によると、わずか500kg。 その香りは5煎飲んでも消えることなく、もうすごいです。 酔いそう・・・(笑) 北京に行く機会のある方は、是非体験してみて下さい。 私は、これより格下の50g 30元の香りで充分でしたけど・・・(苦笑) ちなみにこのお茶屋さん、買ったお茶はレトロな包み紙でささっと包んで渡してくれます。 通常、お茶は湿気と香りを吸いやすいので、密閉した状態で売られるのが普通なのですが、どうやら伝統と鮮度への自信の現れのようですよ。
by paocha08
| 2008-07-26 15:00
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