終わりなき中国茶
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出処が出処なだけに、本物、ニセモノ、上質品に粗悪品といろいろ出回る中国茶。
それゆえ、つい、そんなお茶はないとか、それはニセモノだとか、
言ったり、言われたり・・・。
お店や先生に聞いても知らなかったり。

中国茶は知られているだけで、ざっと1000種類を超えるんです。
しかも、季節や産地によって、種類も味も様々。
そこに新しい品種もどんどん増えてます。

だから・・・先生の知らないお茶、本に載ってないお茶だってあるんです。

私が上海で通っていた教室。
あるとき、生徒さんが見たこともないお茶を持ってきたそうです。
お茶市場で勧められて美味しかったからと持ってきたそのお茶。
見たことのない外形だったので「?」と思ったそうですが、
それはまた広い中国茶の世界、知らないお茶だってありますね、
ということで、みんなで試飲。

苦味もなく、ほんのりと甘みを感じるお茶で美味しかったそうですよ。
でも、見たこともない形だったので、一応、お茶を研究している大学に
鑑定に出したそうです。
そしたら、、、

植物学的にお茶じゃなかった

お茶はツバキ科に属する植物で、そのナゾの物体も
ツバキ科の植物だということはわかったそうですが、
植物学的には「茶」ではなく。

一般的に、お茶以外のツバキ科の植物は成分的に飲めない
と言われているそうで、そのナゾの物体は念のためサヨウナラ。

このときのお茶はダメだったわけですが、私はこの話で先生が好きになりました。
長年お茶教室をしていて、お茶の大学にまで行って勉強した方でも、
この姿勢なんですね。

知り尽くすことはありません、中国茶の世界。
すべてを知っている人もいません、この世界。
知れば知るほどわからなくなります、この世界。

出口もあるのかもしれないけど、
それって、もしかすると「知り尽くすことはできないこと」を知る、
なんだか「無知の知」みたいな、そんなもんなのかも。

・・・と思ったりするシャンユエンでした。
ま、とりあえず、お茶飲も。


※写真はちゃんとお茶ですので、あしからず。
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by paocha08 | 2009-01-21 19:46 | その他