2008年 07月 06日 ( 1 )
ぶんぶく茶壷
中国茶の道具の一つに紫砂壷と呼ばれる急須があることをご紹介しました。
この急須、実は育つんです。

大きくはなりませんよ、焼き物だから。
でも、育てれば育てるだけ、美味しいお茶を煎れられるようになる。
そして、本人(?)は美しくなると言われています。

紫砂と呼ばれる土で作られたこの急須、表面に無数の穴が空いており、
その穴によって、お茶のアクが吸収され、長く繰り返し使うことにより、染みこんだ香り、お茶の旨みが、新たに煎れるお茶を豊かにすると言われています。
よく育てられた急須はお湯を煎れるだけで、お茶の香りが立ち上ると。
そして、急須自体はお茶の成分により、つやが出て美しくなると。
(茶渋ではありませんよ・笑)

中国ではこれを「養壷」と言います。
茶壷(急須)を育てるという意味です。

そんな紫砂壷、下ろすときには、きちんとした手順があります。
土鍋みたいですね。
本日はその手順の一つ、私のお茶の先生推奨の方法をご紹介。

まずは豆腐を用意します。
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市場にて約30円。
このお豆腐を茶壷に詰めて・・・
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お鍋で煮ること1時間。
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汚っ!
その表面に無数に空いているという穴に詰まっていた余分な砂などらしいですが。
これで、穴は空っぽに・・・なったはず。

次にその穴に旨みと香りを行き渡らせます。
今日は広東省の烏龍茶で煮てみました。
茶葉(お茶パック内)とお水と急須を入れて、これまた1時間、コトコトと。
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できあがり!

先生の話では、お豆腐で煮た後、氷砂糖で煮るということだったのだけど、
個人的には、それどうなのー?と思って、そこはスキップ。
一般的に言われている壷のおろし方は、お豆腐も使わず、茶葉で煮るだけです。

このあとは、ひたすらお茶を煎れるのみ。
それぞれの急須で決まった種類のお茶を煎れ続けるのですよ。
そして、白湯でもお茶になるという魔法の茶壷を育てるの。

立派に育て!茶壷!
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by paocha08 | 2008-07-06 12:43 | 茶具