カテゴリ:紅茶( 14 )
新彊のお茶 その2
今週は、東京初雪が降りました。
・・・と思ったら、ごく一部だけだったみたい。
駅の向こう側は降ってなかった、とか。

さて、新彊のお茶シリーズ、その2です。
本日は紅茶の話。

中国茶業界ではここ数年、紅茶ブームが加熱していますが、
それは業界内だけの高級茶の話。

一般の人たちが日常生活で、紅茶を飲む習慣というのは、
リプトン(立頓)が2004年に中国本格進出宣言をしてからの話で、
近年、若い人を中心におしゃれな飲み物として、
紙パック飲料やティーバックが急速に普及した感じです。

上海みたいな都市部で、紅茶がその程度の普及状態だった2007年末。
中国の西の端、カシュガルでテレビを見ていたら、
なんとイギリスの紅茶メーカーAhmadのCMが。

え?
AhmadのCMどころか、商品も上海では見たことありませんけど?
そもそもリプトン以外の紅茶を見たことなかったけど。
(※外国人用スーパー除く)

CMはウイグル語で、出演者もイスラムな方々。
完全に地域限定CMだったと思います。

中国と言えどもイスラム圏の自治区。
食文化が違うのはもちろん、流通も独自みたいで。

確かに、ちょっと高級そうなレストランには、Ahmadの箱が陳列されていました。
スーパーに行ったら、Ahmadはなかったけれど、リプトンでもない他のメーカーの
紅茶が結構な幅をきかせていたり(手前の赤い箱)。
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ウイグル独自の薬草茶もメジャーなようで、各種効能に合わせて複数メーカーの商品が。
こうしてみると、上海の標準的なスーパーよりもお茶売り場が広くて、品揃え豊富。
かなり飲むとお見受けしました。
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by paocha08 | 2011-12-11 20:54 | 紅茶
道場へ
なかなかスケジュールが合わなくて、
本日、季節外れの嵐の中、やっと入門。
Tea-Waveさん主催の「道場茶会」。

淹れる人も、飲む人も、修行です
と言われたので、キンチョー

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・・・したことは、したけれど、
結局、かぱかぱとお茶を飲んで、あっという間。

お茶席30分x3セット。
同じお茶をそれぞれの入れ方、それぞれの茶器でじっくり。
2、3煎ではなくて、しっかり5、6煎ずつ。
考え抜かれて作られた特別なお菓子と一緒に。

お茶の味わいは、3者3様、3茶器3様。
なにがどうして、この味わいなのか、
わかることはないけれど、ただじっくり堪能。

お茶飲んだ!感をしっかり感じられて、
茶腹度90%超えの道場でございました。
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by paocha08 | 2011-11-20 01:18 | 紅茶
紅茶ブームの果て
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上海のお茶博で貰ったサンプルで気になったものがあったので開封してみました。

お茶博の中でも最も力(お金?)が入っていたブース、貴州省のメーカー。
緑茶メーカーだと思うのですが、配布されたのは、紅茶。
貴州省の紅茶というのは聞いたことがないので、恐らくブームに乗った新製品かと。
(中国茶業界は今空前の紅茶ブームです。)

一体、どんなことに?

と、楽しみに開封。
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一袋5g、随分長い茶葉から丸まった金芽まで、バラエティに富んだ茶葉登場。
そうきたか・・・ある意味、期待を裏切らないわ。

入れてみたら、茶葉のバラエティーを反映したように色んな味がしました(笑)
だって、1枚だったけど、思いっきり緑茶の葉っぱも入ってたもの。

貴州省の紅茶、
数年後には幻になってるか、
劇的に製造技術が上がって、見違えるか、
どっちにしてもこの茶葉、貴重品?!
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by paocha08 | 2011-06-27 23:17 | 紅茶
2年越しの探しもの
ちょっと熱帯夜から解放されたと思ったら、
天気予報通り、また猛暑日近く&熱帯夜・・・当たらなくていいのに。

7月の上海訪問で2年半越しの探し物に出会いました。
白琳工夫。
福建省の紅茶です。
福建省の沿岸に近い北東部では、3種類の紅茶が生産されていて、
福建3大紅茶と呼ばれています。
3種類とは、先日ご紹介した坦洋工夫、政和工夫、そして白琳工夫。

坦洋工夫と同じように、どの紅茶も50〜60年前には廃れてしまい、
最近まで、3大と言いながら、生産量も少なく、
ほとんど流通していない状態でした。

でも、3大とか聞いたら、飲んでみたくなるでしょ?
しかも、本には、甘くて、香りがよくて、
例によって海外で人気を博した(100年近く前だけどね☆笑)と書いてある!

ということで、200とも300店舗とも言われる上海のお茶市場
(x主に3箇所)、探せばどこかが持っている!
と宝探し的に探したのが2年半前。
でも、白琳工夫だけは見つけられず、帰国したのでした。

その後も中国茶好きさんのブログにもめったに登場しないし、
ほとんど流通してないか、とほぼ忘れかけていたのですが、
北京在住の方のブログに発見。
今回の上海visitで念願の白琳工夫に初対面となりました。

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お店は、白茶の専門店。
白琳工夫というのは、白茶の有名な産地である福鼎市あたりで、
白茶と同じ品種の茶葉で作られているものなので、ちゃんと辻褄合ってます。

なので、お店は白茶専門店というよりは、福建省福鼎のお茶専門店
と言う方がより正確かもしれませんね。

坦洋工夫同様、どうやら白琳工夫も、
最近、一生懸命復興しているようでかなりの高級品に出会いました。
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白琳工夫金丝猴。

金丝猴は、孫悟空のモデルになったと言われるこちらのお猿さん。
サラサラでふさふさの金色の毛が特徴です。
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(-_-) …zzz
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by paocha08 | 2010-09-11 23:17 | 紅茶
万博とお茶
上海万博のニュースもめっきり聞かなくなってきた今日この頃。
今年の東京の猛暑でさえ目じゃない上海の夏、、、どうなってるんでしょ。
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上海万博とは関係なく、中国茶の世界では万博というのは、よく出てくる単語です。

「パナマ万博で金賞受賞」

お茶の教科書にも出てくるし、
販売されている茶葉の宣伝文句にもよく使われています。
なので、「ほう、国際的に評価されているのか、ナルホド」と思っていましたが、

そもそもパナマ万博って、100年ぐらい昔の話じゃ、、、

気づくまでかなり時間がかかりました(1915年開催です)。
古くから国際的に評価されていると言いたいのはわからなくもないけれど、
美術・工芸品でもあるまいし、100年も前じゃ、、、
産業も流通も、生活習慣もかなり違うよねぇ。

しかも出てくる万博は様々な事情によりこの1回だけ〜。

ということで、今日はパナマで金賞だったというお茶の1つ、
坦洋工夫の話。
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坦洋工夫は、福建省福安市(北東部の海寄りの地域)
あたりで作られている紅茶です。
パナマ万博で金賞を受賞し、当時は盛んに輸出されていたものの、
中国内の緑茶ブームなどに押されて、他の茶葉を生産し始めたために衰退し、
かなりマイナーなお茶になっていたのですが、
なぜかここ2年ほどで突然復活。
国内での知名度を上げていて、価格も急上昇しているようです。

2年半前は、すごくマイナーで、とあるお店の棚を
隅から隅まで見ていてやっと見つけた坦洋工夫。
今では、あちこちの看板に書いてあるし、
市場内には専門店も出現しています。
私の努力は・・・
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明るい湯色、甘い香り、なかなか芳醇な紅茶です。
100年前、遠路はるばるパナマ万博(開催はサンフランシスコです。)に
出品された坦洋工夫って、どんな感じだったんでしょう。
あの距離、船で運ばれて行ったのですもんねぇ。

パナマ万博のお話は掘り下げると突っ込み処満載、
疑問も満載なのですが、そのあたりは、また機会があれば!
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by paocha08 | 2010-08-31 23:48 | 紅茶
マレーシア紅茶
マレーシアでお茶が栽培されていて、マレーシア紅茶のブランドまで
あると知ったのは、emilinちゃんに教えてもらった最近のこと。
しかも、その紅茶が意外(失礼!)にもおいしくて、驚きました。
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マレーシア紅茶の代名詞的なブランドがこちらBOH(ボー)社
標高1500mの高原、キャメロンハイランドで
紅茶のプランテーション(この言葉、懐かしい!)を展開しています。
歴史はそれほど古くなくて、イギリス統治下だった1929年から。
もちろんイギリス人によって始められました。

HPによれば、年間生産量は4千トン。

・・・あんまりイメージがわかないですねぇ。
静岡県内で生産されるお茶(荒茶)が4万トンなので、その10分の1です。
この4千トンは、マレーシアの茶葉生産量の70%にあたるそうなので、
マレーシアは、それほど茶葉生産が盛んな国ではないようですね。

スーパーに行くと、BOH社の紅茶がずらりと並んでいるので、
多くが国内消費されるのではないかと思います。
HPを見ると、「アメリカ、UAE、日本、シンガポール、ブルネイ」
に輸出していると書いてありますが。

BOHの紅茶、スタンダードなものはCTC製法になっています。
CTCというのは、Crush(潰す)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の略で、
茶葉は小さな粒々になっています。
すばやく濃いお茶が抽出できるので、きっとテ・タレに向いていますね。
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他には、南国らしく、南国フルーツのフレーバーティーが
伝統工芸の柄をあしらった箱でそろっています。

フレーバーティーが若干苦手なシャンユエンは、
スタンダードなものをグレード違いで。
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CTCが基本なのに、一番手前の缶だけ突然、
完全な状態の大きな茶葉が出てきて、驚きました。
もちろんグレードと香り&味は顕著に比例するのですが、
赤缶がティーバックになったものでも、ティーバックとは思えない、
そしてCTCとは思えないほど、渋みもなく甘い香りのお茶が楽しめます。

マレーシア、紅茶好きには穴場ですね。
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by paocha08 | 2010-06-05 11:15 | 紅茶
そういえばマレーシア
気温が上がらなくても、いつの間にか6月です。
クールビズです、と言われても、朝晩は上着が要りますね。

約1ヶ月も経ってますが、GWの話を。
シャンユエン家、GWはマレーシアに行ってきました。
どこの国に行っても、楽しみなのがお茶。
今回は2つのお茶を楽しみに。

1つ目は、これ。
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テ・タレと呼ばれるミルクティー。
(写真はシンガポールのですが。)

ミルクの代わりにコンデンスミルク、それにお砂糖が入って、
熱くてもガラスのマグで出てくるのが定番。
休憩はもちろん、お昼どきの食堂でも、スパイシーなお料理と一緒に
おじさんがオーダーしてたりして。
蒸し暑さにまったりとした甘さがなぜかよく合い、
バテた体が復活する魔法のドリンクです。

もう1つはこちら。
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アフタヌーンティー。
マレーシアは、イギリス統治の影響からか、
ホテルでお手軽にアフタヌーンティーが楽しめます。

マラッカで寄ったこちらのホテルは、1930年頃のご邸宅を再現したホテル。
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頂いたのは、3段トレーと紅茶。
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ピンク色のお菓子は、マレーシアの伝統的なお菓子、クエ。
ココナッツミルク風味のういろうのような、おもちのような。
他に、インド料理の影響をうけたミニサモサ、そして中華風な春巻きも。
紅茶は、マレーシア産の紅茶で、BOH(ボー)社のもの。

多民族国家マレーシアの食文化が凝縮されたティータイムでした。
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by paocha08 | 2010-06-01 21:45 | 紅茶
グラスで紅茶
中国茶はゆるいというお話を書いたあとなので、今日もゆるい感じで。
今日のお茶は祁門(キーマン)紅茶です。

すでに、中国の紅茶は茶葉、入れ方が
イギリス式とは違うというのは以前ご紹介しました。

が、さらに今日はゆるく行きましょう。

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ザ・祁門紅茶のグラス飲み。
もう、ゆるさに懸けて、これに勝る飲み方はないでしょう。

アフタヌーンティーのセッティングには、
ポットやらカップ&ソーサーやらスプーンやら
お茶セットだけでいっぱいですけど、
これ、グラスだけ。

茶葉はそのままバサッと入れて、お湯をジャッと。
少なくなったら、茶葉を替える必要もなく、お湯足すだけ。

買ってきたケーキを一刻も早く食べたい
食いしん坊さん(誰だ?)にぴったりです。

面倒くさがりのシャンユエンにも・・・


ただし、ポイントがいくつか。

あまりに細かく粉砕した茶葉には向いていません。
最初にグラスの4分の1から3分の1程度の熱湯を注いだら、
グラスをくるくると回し茶葉を浸らせましょう。
これで、茶葉が浮くのを抑えられます。

横着なティータイムをどうぞ!
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by paocha08 | 2009-03-25 22:50 | 紅茶
梅春もの
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今日は冷たい雨でした。

それでも春一番も吹いたし、
太陽が出れば気温は低くても、日差しは柔らかい。
お隣さんの花粉症も始まってるし、
春はじまってますね(笑)

洋服も、これはまだちょっと寒そうかね?
でも、春にはちょっと厚くない?と思ったら
店員さんが

「梅春ものです」

と。
気温はまだ低くても、少しずつ春の気配がする今、梅春だそうです。
写真はこの週末に都内の公園で咲いていた梅と寒桜です。

今日は梅にちなんで梅の字のつくお茶を。
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九曲紅梅

紅茶です。
産地は緑茶で有名な杭州、しかも龍井茶の有名産地西湖付近。

でも、九曲って、地名で、福建省武夷山で一番風光明媚な場所
として知られる地名なんだけど。
いくら茶葉がうねっていて、その様子がそこに流れている川に似てるからって、
その場所の名前つけるかなぁ・・・

と思ったら、昔、武夷山に住んでいた人たちが杭州に
移住しなければならなくなって、
その時に木を持ち込んでお茶作りをしたとか。

あれ?
私、どっかで龍井茶の木から、ちょっと春過ぎて緑茶に適さなくなった葉っぱで
作るって聞いたんだけど・・・ガセ?
本には、龍井茶と重なる茶摘み時期が書いてあるけど。

どっちがホントでしょうか。

ちなみに、私が飲んだの、葉っぱとしては硬いし、若さは感じられず。
確かに、茶葉からすると聞いた話はホントっぽいけど、
これは、この茶葉限定の話で、本来のもしくは、伝統的な九曲紅梅は別物?!

ま、さっぱり美味しい紅茶なので、いいです。
これは、これで・・・真相が気になるけど。
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by paocha08 | 2009-02-23 19:58 | 紅茶
キャンディーなお茶
もうすぐバレンタインですね。
あちこちで特設売り場が開設されていて、すごい人です。

おっ、こんなに盛り上がるもんなんだー

と、3年ぶりに見る日本のバレンタインに感心したりして。


さてさて、今日は甘いお茶を紹介します。

お茶にも図鑑のような本があります。
開くと、乾燥した茶葉の状態、茶湯、そして、茶殻の写真が載っていて、
産地、味、香りについて多少の解説が書いてあります。

そんな本を眺めていたら、ある日、
「キャンディーの香りがする」と書いてあるお茶が。

いやいや、ミルクの香りがすると書いてあって、
ん?これ?そう?と思ったこともあるし、香りの例えなんて、どうせその程度

・・・と思いつつも気になるじゃないですか。
でも、そのお茶、今まで見かけたこともないし、
生産量も少なそうだから、ないかも、ってあきらめてました。
そしたら、お友達のemilinちゃんが北京で飲んだって言うじゃない!
しかも、キャンディーの香りだって!!

そりゃもう、飲んでみたいでしょ。
探すでしょ!

ということで、お茶市場へ〜

俄然気合を入れて、行ったのに、時々行ってた紅茶専門店であっさり発見。
へぇ、、、

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それがこちら。
四川紅芽。
見た感じかなりの極上品で、発見したときは「これだ!」と思いました。
乾燥した茶葉の状態でもとても甘い、まさしくキャンディーの香り。

黄金糖っていう飴、ご存知ですか?べっこう飴というか、
お菓子作りの途中にキッチンに広がる甘い香りというのか。
とにかくそんな香りで、甘い物好きにはたまらなく幸せな香りがします。

このお茶は名前の通り、四川省で作られている紅茶で、その香りが一番の特徴です。
そして、この金色に輝く芽とその産毛。
あまりの産毛の多さに、数煎入れると、茶漉しが詰まりますけど(爆)。
その甘い香りはもちろん天然もの。
一体どうしてそんな香りになるのか・・・かなり不思議です。
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by paocha08 | 2009-02-13 00:41 | 紅茶