カテゴリ:紅茶( 14 )
金色に輝く
中国では春節、日本では節分も終わって、暦の上では春へ。
寒いけれど、晴れた日の日差しはぽかぽか感が増したような。

寒い冬の中国茶はカラダを温めてくれるものを。
普洱茶(熟)、岩茶、紅茶などがいいですよ。

今日のお茶は雲南省から。
普洱茶の産地として名高い雲南省。
でも、まだまだ美味しいお茶、ありますよ。

e0129842_22484145.jpg

こちら、中国での知名度、生産量はそこそこながら、
熱烈なファンも多い滇紅(ディエンホン/てんこう)。
雲南省の紅茶です。
大きな葉っぱに金色に輝く芽がたくさん含まれてます。

と思ったら、上海在住の友達がお土産にセレクトしてくれたものは、
なんとオール金芽。
見よ!この光り輝くゴールドなお茶。
e0129842_22532475.jpg

乾燥した茶葉の状態でも甘くてとてもよい香りがします。

ここ数年の普洱茶人気に押されて、生産量がぐっと減っていました。
そして、生産量が減った分、お値段もup↑
(中国では人気がなくなったり、他に売れ筋商品ができちゃうと、
あっという間に生産さえされなくなってしまうので、怖いです。)

でも、意外と海外での評価が高いこの紅茶。
今年の夏、ついに省が雲南紅茶の生産を奨励することを決定したそうです。
普洱茶はブームが去って、生産過剰、在庫過剰のようですし、
紅茶、きちんと復活するといいですね。

日本人でも結構ファンの多いお茶ですので、
もし目にすることがあればお試しを。
インド、スリランカの紅茶とはまた違った甘く優しい味わいです。

友人が「滇紅普及したいのー」と言ってたので、
今日は私も宣伝してみました〜。
[PR]
by paocha08 | 2009-02-07 23:00 | 紅茶
中国紅茶で新境地開拓〜おうちで中国茶 その3〜
中国茶講座第3弾。
今日は紅茶の入れ方でございます。

e0129842_9335735.jpg


紅茶のセットはこんなのを使うことが多いみたい。
ちょっと縦長の茶壺(急須)です。
材質としては、白磁器がおすすめ。
紅茶の湯色をきれいに見せてくれて、比較的冷めにくいから。
ガラスもいいですが、ガラスはちょっと冷めやすいですよ。

さて、紅茶ですが、まずは他のお茶同様、使う茶器を温めましょう。
茶壺に熱湯を注いだら、それを順番に使う道具へと移していけばOKですよ。

茶壺が温まったら、茶葉を入れます。
茶葉は150ccのお湯に対して3g。

続いて、お湯を注ぎますが、お湯は100℃から90℃ぐらい。
特に芽が多い良質な茶葉の場合は、100℃より低めの温度が適していると思います。

まずは茶壺の1/3ぐらい注いで、ゆっくりと茶葉を浸しましょう。
少し茶壺を斜めにしてまわすと、上手く浸ります。
続いて、お湯をいっぱいまで。
そのまま1分、蒸らします。

蒸らしたら、茶海にあけるのですが、全部は出し切らず、少し残します。
お茶の濃さが均一になった茶海のお茶をお客様に配りましょう。
熱いうちにどうぞ。

次にそのままお湯をつぎ足して2煎目に入ります。
味と香りがなくなるまで、上質なお茶なら7煎とか余裕で出ますし、
2煎目、3煎目とむしろ甘みやうまみが強く感じられるようになります。

・・・と、私、中国式の紅茶の入れ方を知ったとき衝撃でした。
だって、日本で一般的に言われてる紅茶の入れ方と全然違うし、
むしろポイントだと言われるところこそ、はずしている!

日本で普及しているのはイギリス式の紅茶の入れ方ですね。

例えば、お湯は絶対にぶくぶくと沸騰させて、

やかんを持って行くのではなく、ポットをやかんに持って行け

と言われるぐらい、沸騰しまくりのお湯を推奨。

抽出時間は3分から7分と長く、ジャンピングと言って、茶葉がポットの中で
浮き沈みして、踊る様子がベスト。

お茶は最後の一滴が「ベストドリップ」と呼ばれておいしさが詰まっているから
最後の一滴まで注ぎきる!

そして、1煎でベストを尽くしきっているので、1度煎れ終わったら、
茶葉はもうただの茶殻・・・。

中国紅茶では

お湯は「ま、熱湯でどうぞ」ぐらいなもんで、蒸らし時間は1〜2分程度と短く、
逆に5分以上なんてあり得ないだろうし、ジャンピングなんか気にしない。
お茶は最後の1滴どころか、小さな茶杯1〜2杯分ぐらいは残して、何煎も飲み続ける・・・

そんなわけで、私にとって、中国紅茶は紅茶の新しい飲み方でした。

でも、お茶にはその種類、加工方法、品質に合った入れ方があります。
きっとイギリスブランドの紅茶はイギリス式に入れるのが一番美味しい飲み方。

もし、中国茶専門店で中国紅茶に出会うことがあったら、
中国式に紅茶を楽しんでみてくださいね。


それにしても、慌てて写真撮ったら、かなり今ひとつですな。
明るい時間に撮り直して、こっそりすり替えよ〜
新しいデジカメも買ったしねぇ♪

→すり替えてみました。
なんだかまだ新しいカメラと仲良くなれてないので、機能わからず。
使いこなせてませんが・・・(2008.10.12)
[PR]
by paocha08 | 2008-10-06 23:43 | 紅茶
忘れがちな中国茶
e0129842_19493199.jpg


日本で誰もが知っている中国茶と言うと、烏龍茶、ジャスミン茶、プーアル茶。
でも、実は紅茶もあるんですよ。しかも、有名なのが。

キーマン紅茶(もしくはキームン)

インドのダージリン、スリランカのウバと共に、世界3大紅茶の一つに入るくらい有名な紅茶でちょっと紅茶の種類が選べるようなカフェだったら、メニューに載っているので、目にしたことがある方、飲んだことがある方も多いはず。

中国の安徽省祁門(←キーマン)県で栽培されるお茶で、
古くからヨーロッパ、特にイギリス人に好まれて、輸出されてきました。

茶葉はヨーロッパの有名ブランドの紅茶が砕いたような形だとすると
このキーマンは茶葉を切り刻んだ形。
お湯を注ぐと、ゆっくり水分を含んでふっくらと、
そして赤味を帯びた葉に戻っていきます。
独特の香り(キーマン香)と少しスモーキーなフレーバーが特徴だそうですよ。

e0129842_19445970.jpg
e0129842_195350100.jpg


こちらはキーマン紅茶でも、葉の形を完全に残したもの。
芽がいっぱいで、お花の香りがすることから

花香毛峰

と名付けられていました。

イギリスではキーマン紅茶には、ミルクを入れても飲むのが好まれるよう。
でも、ここに載せたお茶を飲む限り、ミルクなんて入れたら、
お茶の味なくなりそうなんだけど・・・
輸出用の加工、それに現地での水質がここで入れるお茶とは違う可能性大ですね。

中国でもお茶と言えば、緑茶や烏龍茶の地域が多いので、
紅茶はかなりマイナーです。
生産量も全体の7%程度と圧倒的に少ないですし、多くは輸出してしまうので。
だから上海でも紅茶を扱っているお店は少なめ。
そして、専門店は数えるほど。

市場内にいくつかある紅茶の専門店の一つに、イギリス王室のオーダーで作ったというキーマンを試飲させてもらったことがあります。

「これ、まだ飲んでないよねー♪」

と誇らしげに棚から取り出したそのお茶は2004年に作られたもの。
オーダーで作ったので、その後はないそうです。

イギリス人の嗜好に合わせたのか、いつも頂いているキーマンよりも
濃いめに出るように加工されていました。
試飲が終わると、値段を聞く間もなく、店主、ささっと茶葉をしまう。

出た!ただの自慢!!(笑)

茶人はお店と言えども、いいお茶は隠し持っていて、
売ってくれないんだよねぇ・・・・

そうそう、中国の紅茶は中国茶流儀で飲みます。
日本でよく紹介されている美味しい紅茶の入れ方はイギリス式。
その入れ方は全然違うんですよ。

次回は中国式紅茶の入れ方でも。
[PR]
by paocha08 | 2008-09-29 19:57 | 紅茶
茘枝
夏本番といった感じになってきました。
暑っ。

このブログ、できるだけ風物詩を盛り込んで・・・と思うのですが、
思うだけで、常に後手後手。新茶は紹介しきれないうちに、春終わっちゃったし、
初夏の陽気だって通り越しちゃって、こりゃ夏本番の気温ですねぇ、、、

と、遅れてる感はあるのものの、今日は初夏が旬の食べ物のご紹介。

お題は、ライチ(=茘枝)
古くは楊貴妃が好んでわざわざ何千キロも遠くの南方から取り寄せたと言われています。でも、このライチ、実は足が速く、2日で香りが、3日で味がダメになると言われているそうな。楊貴妃の元に届いたライチはどんなになっていたのやら?
e0129842_16154750.jpg

そんなライチ。
日本でも近年ようやく輸入物の生が店頭に並ぶようになったようですね。
上海では5月下旬から7月にかけて、種類も様々なものが店頭に山盛り。
お値段も500g(写真の量)で100円程度と、日本では信じられない価格です。

珍しいモノではこちら
e0129842_1616162.jpg

ライチ王(茘枝王)。
その名の通り、通常のライチの2〜3倍の大きさです。
イボイボも大きくて、じっと見てると、なんか食べ物ではなく、
生き物のように・・・(失礼)

いずれのライチも冷凍物とは比べものにならないおいしさ。
とても甘くてジューシー、香りも上品です。
暑い日には冷蔵庫で冷やしておいたこれを帰ってくると同時に食べると、
暑さでやられた頭のぼんやりも、めまいも吹き飛ぶ感じ。

でも、中医学的にはアクが強く、熱が内にこもる食べ物で、
食べ過ぎは吹き出物の原因になると言われているそうですが・・・。

そんなライチ。
お茶にも使われています。

ライチ紅茶

ん?今日は中国茶じゃないの?
と思った方、はずれ!

今日のお茶もちゃんと中国茶です。
インド、スリランカが断トツの生産と輸出量を誇る紅茶ですが、
中国でも生産されています。
だって、お茶だし、木は同じ。あとの工程の問題です。

ライチ紅茶は広東省で作られます。
上質なものは広東省で作られた英徳紅茶という紅茶にフレッシュライチで香り付け。
香りから、ほんとに甘いかと錯覚してしまうほど、甘く独特な香りがします。
e0129842_16163112.jpg

残念ながらこういったフレーバー紅茶に使われる茶葉は
それほどグレードが高くないのですが。
その分、安価ですので、夏場は惜しみなく使って、
アイスティーにしても美味しく飲めます。

ちなみに当然、天然ライチものと人工香料のものがあります。
なぜか中国のお茶関係者は人工香料のものを大変嫌います。
ま、なにが入ってるかわからないという、食の安全性がキビシイ状況にあり、
健康被害が多発する国ならでは、なのかもしれませんが。
日本の場合だと、天然ものに越した事はないけど、という考え方になるのですけどね。
e0129842_16164341.jpg

人工香料のものとの見分け方は、我が師匠曰く「香りの持続性」だそうです。
天然ものは3煎以上香りが持続しますが、人工香料のものは1煎程度で出きってしまうとか。

また、甘い香りはよいですが、お茶自体に甘みがついている場合は、
一般的に人工甘味料が添加されているそうです。

そうそう、中国紅茶は今日初登場で、まだきちんと紹介していませんでしたね。
少々マニアックな中国紅茶から入ってしまいました。
近いうちに代表選手の紹介もしなければ!
[PR]
by paocha08 | 2008-07-13 16:29 | 紅茶