<   2008年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧
緑茶を飲む 〜おうちで中国茶 その1〜
祝! おうちで中国茶講座開講

ということで、勝手に本日は中国茶講座開講。
記念すべき第一回です。

おうちで手元にある中国茶をできるだけ美味しく飲みましょう
ということで。

春なので、新茶シーズンも山場を迎えた中国緑茶、
その代表格「龍井茶」を飲みましょう。

まずはお茶っ葉。
e0129842_19474342.jpg

日本の緑茶と違って、蒸していません。炒って作るお茶で、
鍋底に押しつけながら炒るので、葉っぱは平ら。

こちらのお茶、飲むために必要なものは、
耐熱のグラスとお湯、それにお茶っ葉3g。
たったこれだけです。

e0129842_19492860.jpgまずは85℃ぐらいのお湯でグラスを温めます。
グラスに1/3ぐらいのお湯を注いで、斜めに倒し、こぼれないように時計回りに回しましょう。3回ぐらいゆっくりと回してお湯を捨てたら、グラスが温まっているはず。



e0129842_19503977.jpg次に温まったグラスに茶葉を3g。
続いて、お湯をグラスに再度1/3程度入れてください。
先ほどのように傾けて、ただし今度は少し早く、回します。もしくは、左手をグラスの底に添えて、くるくると混ぜるように回してください。
茶葉がお湯に浸りましたね?



次に高い位置からお湯をグラス8分目まで注いでください。
できる方は、お湯を上下させながら注ぐといいと思います。

e0129842_19504716.jpg


最後におやつと一緒に。
春の龍井茶セット、できあがり〜

そのまま茶葉を避けながら飲みましょう。
グラスを空にせず、残りが少なくなってきたら、
そのままお湯を足して、どうぞ。

香り、新緑の美しさを楽しんでくださいね。
ごゆっくり。
[PR]
by paocha08 | 2008-04-30 21:00 | 緑茶
お茶とバブル
中国は数年前からバブルです。
オリンピックまでだとか、上海の場合は上海万博(2010年)までだとか、
いろいろ言われていますが、とにかくバブル。

上海の街は万博に向けての都市整備もあって、
マンションやオフィスビル、ホテルの建設ラッシュ。
有名ブランドや外資系5つ星ホテルが次々に進出してきています。

市民の間でも空前の投資ブームで、不動産、株への投資がものすごく、
証券会社はいつも人でいっぱい。
そして、どうやら儲かっているらしく、高級レストランやブティックで
消費する人口が確実に増えていますし、身近にそんな人の話を聞くことも度々。


そんな中、ここ中国ではお茶もその投機対象の一つに。

そのお茶とは普洱茶。
やせるお茶とかなんとか言われて、飲んだことのある方も多いのでは?

e0129842_0362314.jpg一般的に普洱茶は長く置けば置くほど、熟成してまろやかになり価値が増すと言われています。
ワインみたいなものでしょうか。
そして、数十年物はヴィンテージものとして、ウン十倍、ウン百倍もの非常に高値で取引されます。

そのヴィンテージ物の数年、数十年後のさらなる値上がりを期待して投機目的で購入するお金持ち。そして、出たばかりのまだ若くてお手頃な普洱茶をやはり投機目的で購入する人たち・・・欲望渦巻く中国お茶市場。

普洱茶は投機、それに近年の研究で明らかになってきた
健康食品としての期待で人気急上昇↑

需要が一気に拡大して、価格がここ数年で数倍〜十倍近くになっているという噂もあるほどに高騰しています。ちょっと前までは、かなりマニアックなイメージだったお茶なのに、確かに今ではどこのお店でも必ず扱ってますし、その需要は明らか。
普洱茶人気の影響で、生産量も増えているため、同じ原料茶葉を使う一部の他のお茶は原料不足で、やはり価格高騰、もしくは品薄になったり。

e0129842_0512360.jpgさて、普洱茶の原料となる茶葉は、3月下旬頃から出回り始めるので、先月、早速産地から届いたばかりのお茶を飲ませてもらいました。

茶葉を見ても、味、香りをとっても申し分ないお茶。
うーん、これは美味しいけど、お財布と相談の必要ありか・・・?

と覚悟しつつ、値段を聞いて、びっくり。
私の予想した値段の半額近くでした・・・

負けた・・・orz

と思って、なぜか安さにがっくりする私を見て、お茶屋さん一言

今年は値段が大幅に下がってる

\(^O^)/ 

※値段が下がったことにではなく、自分の感覚が正しかったことに喜んでいる(笑)


価格下落の理由は?

投機が減っているため、だそうな。
すごいですねー。
感覚的に30、40%以上の値下がり感ですから、
どんだけお金儲けに利用されてるんでしょうか・・・

お茶を純粋に楽しむ人たちにとっては、嬉しいニュースですね。

・・・と1ヶ月前に思っていたら、昨日ニュースにて

「上海株、最高値時の半額に下落」

と。
[PR]
by paocha08 | 2008-04-25 23:23 | 黒茶・プーアル茶
上海水事情
ここ上海は水が汚く、水道水を直接飲むことはできません。

ま、世界においても水道水を沸かさずに飲める地域というのは、それほど多いわけでもないと思うのですが、それにしても、ココの水はひどいです。色と臭いつき。お風呂に溜めれば、バスクリン入れたっけ?みたいな色に・・・
洗濯もすればするほど、白シャツが黄ばむ・・・
e0129842_1916281.jpg


ということで、生水はもちろん飲めません。
e0129842_1917421.jpgなので、飲み水用にはオフィスや家庭など、あちらこちらでこんな飲水機とタンクが置かれています。

駐在日本人の家庭では、浄水器なども利用されているケースが多く、中にはキッチンだけでなく、シャワーや洗濯など家中丸ごと浄水の家もあるんです。

ということで、通常お茶はこの飲水機に設置されたお水を使って入れるわけですが、上のお水は大きく分けて3通りあります。純浄水と蒸留水とミネラルウォーター。

ミネラルウォーターはいいとして、
蒸留水、純浄水って?

蒸留水は理科の実験で習ったり使ったりしたことありませんか。
水を沸かして、その蒸気を冷やすことによって作ったお水。
だから不純物(ミネラルも)ナシです。

浄水ですが、日本で「浄水」と聞くと浄水器でカルキ抜きをしたようなお水のイメージがあるのですが、ここ中国で言う「純浄水」はどうやらあらゆる不純物(ミネラルも)が濾過されているようです。

単純に考えると、カルシウム、ミネラルなど不純物が多いとお茶の成分と反応して
本来の味などが抽出されにくくなるため、できるだけ純粋なお水が適しているということになります。

だから、ミネラルの一部であるマグネシウム、カリウムが多い硬水(コントレックスなど)と軟水を比較すると、軟水の方がお茶の旨みや香りをよく引き出すというのは、よく言われること。

ただ蒸留水、純浄水のようにミネラルまで無くした水を使って、
飲んで美味しいと感じるお茶が煎れられるのかどうかは謎です。

お水に含まれるミネラルと相まって、お茶の味がまろやかになったり、
香りが高くなったりすることもあるわけですから。
科学的にお茶の成分が最大限に抽出されることと、
飲んで美味しい抽出のされ方は別なのかな、と思います。

それから純浄水、蒸留水については、インターネットで検索をかけると諸説出てきますね。身体にいいとか、逆に悪いとか。ほんとのところはどうなんでしょう?


ちなみに中国茶の世界ではお水に必要な条件を

軟・清・活

と3つの文字で表します。
軟水で、清潔で、活きている(酸素が含まれている)という3点。

ここにさらにミネラルのバランスなどなど考えて、経験則なのか誰かが研究したのかわかりませんが、上海市内のお茶関係者の間では、こちらのお水がお茶が美味しく煎れられると人気高し!

e0129842_19173968.jpg「農夫山泉」

2Lで3〜4元、4Lで6〜7元、飲水機に取り付ける18Lタンクも見かけますね。

ちなみに街中のレストランで出されるお茶は通常水道水を沸かしたもので煎れられるので、そりゃもう、お茶の香りと味以前に

「上海風味(by 100%水道水)」

がします(>_<)

ご旅行で上海を訪れる皆様、ホテルのバスタブに黄色や緑のお湯が溜まっても、
驚かないでくださいね。上海では日常茶飯事、どうしようもないことですから!
そして、決して生水は飲まれませんよう。
[PR]
by paocha08 | 2008-04-17 19:30 | その他
新茶上市
この時期市場や茶葉店の店先に掲げられる看板です。

新茶入りました

ですね。

今時期の新茶は「緑茶」。
烏龍茶の新茶は5月と少し遅れて出てきますので。
お土産用茶葉を扱うお店の店先では中華鍋のようなお鍋でお茶を炒るパフォーマンスを見かけたりします。

私の印象ですが、中国の方は旬を大事にしていて、それを日本以上に楽しみます。
だからこの時期はお茶関係者が待ちに待ったシーズンという感じで、お店に行くと、リクエストするとしないとに関わらず(笑)、まず新茶を出してくれます。

先日、お茶の先生のところにとある用事で行ったら、ここでも例外なく新茶頂きました。ちょうど届いたばかりという龍井茶の新茶。

先生の茶人テンション、最初から上がってたので、
いきなり最初からグレードの違う2種飲み比べ。
10分後には売り物でもない高級サンプル茶葉が出てきて、これも飲み比べに加わる。

最後に産地の全く異なる緑茶が出てきて
e0129842_0495741.jpg

最終的に4種類ずらり・・・
これ、私一人のためにです。
しかも、「グラスでゆっくり飲むのが美味しいから」と高級茶葉の方はグラスでも出していただいています。
ええ、もちろん茶腹(笑)
e0129842_0502589.jpg


はい、それではここで中国緑茶の代表格、龍井(ロンジン)茶のご紹介です。
龍井茶は上海のお隣、浙江省で作られます。
その中でも杭州の西湖のほとりの村で取れる龍井茶は最高級だと言われていて
その名も「西湖龍井茶」と呼ばれています。

このお茶は摘み取られたあと、鍋肌に押しつけるようにして炒めるので
茶葉はぺったんこ。
日本のお煎茶とは違い、龍井茶を初めとする中国茶は蒸さずに炒るんですよ。

豆のような香りがする爽やかなお茶です。
中国では苦み渋みは好まれず、茶湯は透明であることが好まれます。
そして、透明な茶湯の中で美味しそうに開く茶葉を見ながら、
こうしてグラスでお湯をつぎ足しながら飲むのが定番です。
詳しい入れ方は、次回にでも紹介しましょう〜。

ちなみにこの後、もう一人加わって今度はプーアル茶の飲み比べ。
こちらは3種類ほど・・・
もう少しでこれもまた4種類目に突入するとこだったよ^_^;

く、苦しーっ!!


茶腹なシャンユエン、春はまだ始まったばかりッス (^^ゞ
[PR]
by paocha08 | 2008-04-10 00:57 | 緑茶
製茶の職人
先日のお茶摘みの際、工場でお茶作りの過程も見せてもらいました。
この間もちょっと紹介したけど、これお茶っ葉の選別風景。
e0129842_1232520.jpg

部分別に4つぐらいに分けています。
もちろん全部手作業。
e0129842_124226.jpg

これ選別されたものです。
この3種類はお茶にするもの。違いがわかりますか?
もうひとつこちらはゴミ箱へ〜
e0129842_127134.jpg

選別作業のあとはお茶を炒るような作業があります。
中華鍋状態のこの釜で、水分量を手の感触で確かめつつ、温度を変え、炒り方を変えつつ、40分ぐらいで3つの工程をこなします。
e0129842_1254240.jpg

鍋に均一に当たるようにしないと、炒り具合にムラができてしまうし、
炒りすぎると焦げちゃう。手を休めることはできません。
しかもこれ、かなり熱いです。最初の工程では200度近く。
壁に小さな穴が空いているのですが、そこに向かっておじさん声かけ。
e0129842_1361544.jpg


「3番、火強くして!もう少し!4番そのまま!」

壁の向こうには
e0129842_1324100.jpg

火の番してる工員さん。
火は薪なんですよ。
薪の火加減は難しいので、壁のあっちもこっちも職人だな。

ほんとに自然の中で人の手で手作りされてる。

香りが立ってくると今度はお団子状にお茶をまとめて揉み揉み。
すると
e0129842_1323877.jpg

産毛が立ってきて、みるみる白っぽくなってくるんです。
こうして炒り上がった茶葉は風味を落ち着かせるため数日寝かし、完成します。
e0129842_1331516.jpg

初めて見たお茶作り。
もちろん機械作りのものもあると思うのですが、環境と人と技とを見て、
大事に飲もうと思いました。

ちなみに私たちの目の前で作られたお茶は
50g 135元(=2千円ちょっと)のお茶になるそうな。
ペットボトルの烏龍茶が53円の国で、しかも工場価格での話ですからね。
いかに高価なのかがわかりますか?

私たちがこの日購入できたお茶はさらに時期の早いお茶だったので、
さらに高級品で、

50g 4千円! (=260元)

もともと高級茶葉に手を出していなかった私ですので、
簡単に茶葉最高値を更新しましたとさ。
[PR]
by paocha08 | 2008-04-06 01:49 | 緑茶
お茶摘みました
上海では桜もすでに終わりかけ、葉っぱがものすごい勢いで出てきてます。

中国ではもうすぐ清明節(4月5日)です。
行事としては、日本のお彼岸にあたるのか、お墓参りに行く日になっています。
あとなぜか草餅色をしたお団子を食べます。
その名も青団。
でも、お餅でもなければ白玉でもなくて、もっとつるんとしていて、草餅の味がするかと思えば・・・ん?わかりません(爆)伝統的には草餅なんだと思うのですが、現在スーパーで売られているモノは味なし、香りなし、鮮やかな色つき・・・(恐)

お茶関係者にとって、春、特にこの清明節は重要な意味を持ちます。
緑茶の新茶シーズンであるこの時期、この清明節前に摘まれた緑茶が中でも最高級だとされ高値で取引されるのです。その理由は冬に養分をしっかり蓄えた上質な新芽が多く含まれ、生産量も少ないためでしょうね。

そして、この清明節を境に本格的な春到来で芽も次々に成長して、
それに合わせて茶畑も工場も、そして市場も大忙しの新茶シーズンを迎えます。

そんな中、私、初めてお茶摘みに参加し、お茶工場を見学してきました。
摘みに行ったのは緑茶の一つ「碧螺春」。
名前からして春らしいお茶です。

場所は太湖と言って上海蟹の産地として有名な太湖に面した洞庭山東山。
上海からは車で2時間弱の距離です。

到着した茶畑はこちら。

e0129842_231246.jpg
e0129842_235625.jpg


・・・茶?

実はこの碧螺春というお茶、果物の木の下に植えられることが特徴の一つで、
ここでは枇杷の木と一緒に自然な感じで植えられていました。
なので、なんだかタダの・・・雑木林?!
手前の低い木がお茶の木です。

一列に剪定された畝が続く日本の茶畑しか見たことのない私にはかなり新鮮。でも、畝ではないということは、摘む作業もさらに手間がかかるということで・・・
さすが中国。

さてさて、お茶を摘みましょう〜
e0129842_2373591.jpg


こちらが碧螺春の芽です。
碧螺春は若い芽がたくさん入っていて、上質の芽が多いほどよいお茶とされています。なので、下の方の大きな成熟した葉っぱは摘み取らず、ひたすら上の方の芽と1〜2枚の小さな葉っぱを一緒に摘むのみ。

私が摘んだ茶葉はこちら。
なんだか可愛い!と思っちゃうのはお茶ヲタだから?

e0129842_2393429.jpg


さて、摘まれたお茶は工場内に運ばれ

e0129842_2395991.jpge0129842_2310431.jpg


ひーっ。
手摘みのお茶をさらに手で選別・・・
芽や葉の成長具合、キズなどにより3種類に分類するのですよ。

で、数段階の工程を経て
e0129842_23201893.jpg

こちら完成品。
若い芽と葉で作られるお茶ですので、真っ白な産毛がたくさんあるのも特徴です。

そして、グラスで頂きます。
e0129842_232047100.jpg

柔らかくて爽やかで、甘味のある緑茶でした。
もちろんお値段もかなりのものでしたが、記念の意味も込めて少しだけ購入。
私にとっては記録的に高価なお茶でございました・・・

緑茶の種類、飲み方、そして本日は省略した製茶の様子は、
また追ってご紹介しますね。
[PR]
by paocha08 | 2008-04-02 23:31 | 緑茶