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おつかいもの
今日はおつかいものの話。

日本にも手土産の習慣がありますが、中国にも手土産の習慣があります。

学校で中国語を勉強していると、口語のテキストで
必ず取り上げられるトピックス。
渡すときのへりくだり表現と、もらうときの遠慮表現。
ついでに贈り物の選び方とか嗜好。
先生は熱を入れて解説してくれるのですが、基本的に会話は日本と同じ。

「つまらないものですが・・・」と言って差し出し、
相手は「手ぶらでいいのに」と応える。

でも、最近は日本と同じように、婉曲表現を使わず
「これオススメだから!」と言ってストレートに渡す場面も増えているようですよ。

手土産の中身としては、お酒、お茶、果物が代表的。
これも日本と似てますね。
若い人の間なら、ケーキやチョコレートなどのお菓子類もありみたい。

日本と明らかに違うのは、手土産にかけるメンツ。
中国ではメンツをとても大事にしています。

だから・・・

贈り物や手土産はどどーんと。
金額はもちろんですが、箱の大きさ(7割方上げ底でもね・・・)、
豪華さ、そして、中身の数の多さ。
質より量そして豪華さ、デス。

これ、大変重要ですから。

さて、今やビジネスの世界でも、切っても切れない日中関係。
中国や台湾のお客さんとの取引、打ち合わせも意外と日常茶飯事の方も多いと思います。

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これ、うちのダンナが取引先に出張に行って、頂いてきたお土産。
豪華、キンキラの箱に、金色の缶がずらり。(ちゃんと5本ありました)
高級鉄観音・・・推定、1万円セット。
2人で行って、一箱ずつ頂いたそうな。偉い人に同行しただけなのに。

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こちら、会社に転がってたお茶。
取引先に頂いて、給湯室に長いこと放置され、誰も手をつけなかったので
とうとう個人的に回ってきたそうな。

忘れてはいけません。

中国の方々、贈り物にはメンツ。
日本のお歳暮のように実用性重視じゃないんです。

だから・・・
中身、かなりの高級品だったりすること大有り。

皆さんの会社に転がってるその中国茶、意外に高級で上質な可能性大ですよ。
取引先の手土産あなどるなかれ。


ところでところで。

このブログを連載という形で始める機会をくれた
インターネットスクラップマガジン「カム!」ですが、
今月末をもって、終了することになりました。

スタッフの皆様、トップのデザインをして頂いたデザイナーさん、
ほんとうにお世話になりました。

このブログは「カム!」終了後も、私の茶腹が続く限り、続きます。
カム!から来て頂いている方は、お手数ですが、ブックマークをお願いします。
これからもどうぞよろしく。
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by paocha08 | 2008-10-27 23:23 | その他
広東省の烏龍茶
今日もまたキンモクセイのお茶の続きです。

先日ご紹介したキンモクセイのお花を直接入れるお茶もあれば、
不思議なことに、天然でお茶そのものから
キンモクセイの香りがするお茶もあります。

今日は鳳凰単枞(ほうおうたんそう)と呼ばれる広東省の烏龍茶をご紹介します。
このブログでは3種類目の烏龍茶です。

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中国大陸には2箇所、烏龍茶が採れる場所があって、一つはお馴染みの福建省、
もう一つがさらに南の広東省です。広東省で採れる烏龍茶の代名詞が鳳凰単そう。
日本人が想像する烏龍茶と同じ、黒っぽくて長細くよれた形です。

でも、このお茶、実は70種類もあると言われているんです。
なにが違うかと言えば、香り。
とても面白いお茶で、お茶そのものから、全然違う香りがするんです。
え?なんか入れた?と思うぐらい。

代表格は、キンモクセイ、桃、蘭あたり。
他には黄枝というのが有名でこれはクチナシにあたるらしいのですが、
シャンユエン、そもそもクチナシそのものがどんな香りなのか知らないので・・・。

「単枞」というのはもともと1本の木という意味だそうです。
原料の茶葉を1本の木からだけ採っているから。

最近はさすがに1本の木というわけにもいかないらしく、
群生している茶木グループ毎らしいのですが。

なにしろこの茶木、生えている場所によって香りが全然違うそうで。
なので、こっちの一群からは桂花、あっちからは桃、そっちからは蘭・・・
と収穫するそうですよ。

そりゃ、混ぜちゃったら、打ち消しあっておかしな香りのお茶に
なっちゃうかもしれないから、加工もグループ毎に。

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ブログでは香りがお届けできなくてほんとに残念!!
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by paocha08 | 2008-10-20 00:15 | 青茶
秋の香り
秋になるとどこからともなく漂ってくる甘い香り。
小さい頃には「トイレのにおいだ!」と言ったりしたキンモクセイ。
中国にもあります。

キンモクセイって金だけじゃなくて、銀とか、なんだかいろいろなのがあるそうで。
上海では金よりもなぜかギンモクセイの方がメジャーみたい。

キンモクセイは中国語で桂花。
日本と違って、その甘い香りはお菓子やお茶の香り付けによく使われます。

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こちら、スーパーでもお茶市場でも手に入る桂花。
これを他のお花や漢方食材とブレンドしてお茶にしたり、
お茶とブレンドして甘い香りを楽しんだりします。

お茶とブレンドする場合は、緑茶の龍井茶、または焙煎なしの
鉄観音のような青いウーロン茶とブレンドします。
見た目もきれいで、香りから、甘さも錯覚する感じ。

あ、このキンモクセイはお庭で咲いているものより香りがマイルドですので、
トイレの心配はあまりないですよ。

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お店で桂花烏龍といって売っているものはあらかじめお花の香りを茶葉に移す工程を施しているようですが、おうちでも手軽に気が向いたときにブレンドできます。

なので今日は上海の友人が送ってくれた黄金桂という烏龍茶とブレンドしてみました。この黄金桂という烏龍茶、お湯の色が黄金色でかすかに桂花のような
甘い香りがすると言われています。
鉄観音のようには味と香りが持続せず、2,3煎でダウン(笑)
そのため、あまり人気も出なくて、大事にしてもらえず、お値段お手頃です。

ちなみにこの桂花、質の悪いものもかなり出回っているそうです。
人工的に色、香りをつけたものは1煎目でほとんど出てしまいます。
3煎目で香りも色もなくなっていたら、要注意ですよ。

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by paocha08 | 2008-10-13 16:46 | 花茶
中国紅茶で新境地開拓〜おうちで中国茶 その3〜
中国茶講座第3弾。
今日は紅茶の入れ方でございます。

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紅茶のセットはこんなのを使うことが多いみたい。
ちょっと縦長の茶壺(急須)です。
材質としては、白磁器がおすすめ。
紅茶の湯色をきれいに見せてくれて、比較的冷めにくいから。
ガラスもいいですが、ガラスはちょっと冷めやすいですよ。

さて、紅茶ですが、まずは他のお茶同様、使う茶器を温めましょう。
茶壺に熱湯を注いだら、それを順番に使う道具へと移していけばOKですよ。

茶壺が温まったら、茶葉を入れます。
茶葉は150ccのお湯に対して3g。

続いて、お湯を注ぎますが、お湯は100℃から90℃ぐらい。
特に芽が多い良質な茶葉の場合は、100℃より低めの温度が適していると思います。

まずは茶壺の1/3ぐらい注いで、ゆっくりと茶葉を浸しましょう。
少し茶壺を斜めにしてまわすと、上手く浸ります。
続いて、お湯をいっぱいまで。
そのまま1分、蒸らします。

蒸らしたら、茶海にあけるのですが、全部は出し切らず、少し残します。
お茶の濃さが均一になった茶海のお茶をお客様に配りましょう。
熱いうちにどうぞ。

次にそのままお湯をつぎ足して2煎目に入ります。
味と香りがなくなるまで、上質なお茶なら7煎とか余裕で出ますし、
2煎目、3煎目とむしろ甘みやうまみが強く感じられるようになります。

・・・と、私、中国式の紅茶の入れ方を知ったとき衝撃でした。
だって、日本で一般的に言われてる紅茶の入れ方と全然違うし、
むしろポイントだと言われるところこそ、はずしている!

日本で普及しているのはイギリス式の紅茶の入れ方ですね。

例えば、お湯は絶対にぶくぶくと沸騰させて、

やかんを持って行くのではなく、ポットをやかんに持って行け

と言われるぐらい、沸騰しまくりのお湯を推奨。

抽出時間は3分から7分と長く、ジャンピングと言って、茶葉がポットの中で
浮き沈みして、踊る様子がベスト。

お茶は最後の一滴が「ベストドリップ」と呼ばれておいしさが詰まっているから
最後の一滴まで注ぎきる!

そして、1煎でベストを尽くしきっているので、1度煎れ終わったら、
茶葉はもうただの茶殻・・・。

中国紅茶では

お湯は「ま、熱湯でどうぞ」ぐらいなもんで、蒸らし時間は1〜2分程度と短く、
逆に5分以上なんてあり得ないだろうし、ジャンピングなんか気にしない。
お茶は最後の1滴どころか、小さな茶杯1〜2杯分ぐらいは残して、何煎も飲み続ける・・・

そんなわけで、私にとって、中国紅茶は紅茶の新しい飲み方でした。

でも、お茶にはその種類、加工方法、品質に合った入れ方があります。
きっとイギリスブランドの紅茶はイギリス式に入れるのが一番美味しい飲み方。

もし、中国茶専門店で中国紅茶に出会うことがあったら、
中国式に紅茶を楽しんでみてくださいね。


それにしても、慌てて写真撮ったら、かなり今ひとつですな。
明るい時間に撮り直して、こっそりすり替えよ〜
新しいデジカメも買ったしねぇ♪

→すり替えてみました。
なんだかまだ新しいカメラと仲良くなれてないので、機能わからず。
使いこなせてませんが・・・(2008.10.12)
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by paocha08 | 2008-10-06 23:43 | 紅茶