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においバイバイ、ブーアル
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今日は「おうちで中国茶講座その4」。

普洱茶(熟茶)を少しでも美味しく、
ますます美味しく飲みましょう〜です。

プーアル茶が嫌われる理由は、その独特のにおい。
古い家のにおいというか、なんていうか・・・

ま、要するにカビ臭さなんですけど。
これ、別に日本人がイヤなだけではありません。
中国の方も、嫌います。

だから、美味しいプーアル茶の基準はこのかび臭さがないこと。
乾燥した茶葉の状態でも、お茶として入れた状態でも、これが評価になります。

その臭さ、取り除いて、プーアル茶を見直しましょう。
一度飲んで、ダメだ、と思ったまま、棚の奥底にあるお茶も、これで飲めるかも?


まずは熱湯を用意します。
ぐらぐら沸いた100度のお湯でお願いします。

いつものように使う茶器を温めて下さい。
茶葉は150ccあたり、3gが目安です。
茶葉を入れたら、100度の熱湯を勢いよく注ぎましょう。
注いだらすぐに捨てます。

においが気になる方は、これをもう一度。
このお湯は茶杯を温めたりするのに使わずにそのまま捨てて下さいね。
茶葉を洗ったお湯は、一番においがきついので、これで茶器を温めると、
においまで移ってしまいますよ。

茶葉にまた100度ぐらぐらのお湯を注いだら、30秒〜1分程度待ちます。
ここでできる方は、浮いているアクを取るといいですよ。

あとはそれぞれ茶杯に注いで、どうぞ。

100度の熱湯を使うこと、1~2回洗うことで、
かなりにおいが抑えられるとおもいます。

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茶杯は口の広がったものを使うと、においが発散して、
より飲みやすくなりますよ。
1煎目でにおいがまだ気になる方は、2煎目を入れるまでの間、
急須の蓋を開けておくとよいかもしれません。

教室やお茶屋さんでは、紫砂壷を使って入れます。
余分なにおいを取り除いて、まろやかなお茶になるから。
ただし、紫砂壷の場合はプーアル茶専用の茶壷にしましょう。
茶壷ににおいがついてしまいますので。

中国茶の道具、もってないよ、という方、
おうちにあるティーポットで同じようにどうぞ。
茶杯は日本の湯飲みよりも口の広い、ティーカップがよいかもしれません。

めくるめく普洱茶の世界をどうぞ!
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by paocha08 | 2008-11-30 10:44 | 黒茶・プーアル茶
蟹シーズン!
11月も末になって、冬の寒さを感じる日も多くなってきました。
お茶だけじゃなくて、秋の味覚でも紹介しようと思ってたのに、
もう秋終わっちゃうよ!!

でも、まだ紅葉も終わってないし、秋だよね?ってことで、
無理矢理、秋の味覚を紹介しましょ。

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上海秋の味覚の王様は上海蟹。

蟹にあまり興味のない私は日本にいるときは知りませんでしたが、
皆さん、上海と聞けば「蟹」と来るようで。
観光はもちろん、出張予定を蟹シーズンに当ててくる方も。

上海蟹のシーズンは9月の末から12月初旬まで。
レストランでもスーパーでも、至る所に蟹のポスターが張られ、
季節限定蟹専売店も出現して、盛り上がりを見せます。

中秋節のあと、月餅に替わる贈り物といえば、蟹ですし、
このシーズンの接待と言えば蟹。

現地駐在員の皆様は日本から出張やお友達が来る度に蟹、蟹・・・
毎週蟹に次ぐ蟹で通風に要注意。

上海蟹は中国では「大闸蟹」と言います。
上海周辺の湖で採れるのですが、その中でも陽澄湖のものが
最高に美味しいとされ、お値段は他の数倍〜10倍と桁外れ。
なので、産地証明に、お店で売られるときには指輪をはめられてます。
(写真のプラスチックタグ)

日本の蟹と違って、とても小振りで、
身を楽しむよりも、その濃厚なミソが重宝される蟹です。

蟹は中医学的に体を冷やす食べ物。
だから食べるときは体を温めるお酢と生姜で、飲み物は紹興酒で頂きますよ。
中国茶フリークの皆様は、体を温めるお茶をどうぞ。
(普洱茶とか岩茶とか。)

あれ?お茶ネタ少ないですね。
じゃ、強引にお茶話。

「毛蟹」

カニじゃなくて、お茶の名前です。
しかも烏龍茶。
福建省安渓産の青い烏龍茶です。
葉っぱの縁のギザギザが深くて鋭いからとか、
葉についた白い産毛がいっぱいでカニに似てるからとか、諸説あるみたいです。

残念ながら、うちにはないので、今日は蟹の写真のみで
お茶の写真はなし!

なんていうお茶ブログだろうか・・・
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by paocha08 | 2008-11-24 18:37 | 青茶
熟したお茶、生のお茶
さてさて、今日は普洱茶について、その2。

普洱茶は後発酵のお茶です。
100%発酵を意味する「全発酵」とはちょっと違います。
だから、出荷の時点で100%発酵してるとは限りませんよ。
製造して、寝かせて・・・寝かせることで発酵が進んでいくんです。
だから後発酵。

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これ、私が今日飲んだ普洱茶です。
日本では一般的に真っ黒な普洱茶が流通しているので、
大抵の方は、え?って言われます。
私も、言いました。

実は、普洱茶には、大きく分けて2種類の全く違うお茶があります。

熟茶と生茶。

日本で一般的に流通しているものは熟茶。真っ黒なお茶です。
生茶は緑~黄色っぽいお茶。写真のお茶です。
あまりの違いに愕然としますね。

これにはプーアル茶の製法が大きく関わってます。
もともと古くから作られているプーアル茶はこちらの生茶。

保存したり、長い距離を運んだりしているうちに、自然に少しずつ発酵が進み、
いつの頃か、発酵の進んだものがまろやかで美味しいと珍重されるようになりました。
しかも、20年、30年と経ったのが美味しいと。

でも作るのに時間かかりすぎでしょ!
ということで、考え出されたのが黒い普洱茶「熟茶」の作り方です。

製茶の終わった茶葉に人為的に菌をつけ、
気温と湿度のコントロールされた倉庫で寝かせます。
そうすると微生物によって発酵が進んで、
半年〜数年で生茶20~30年後の味が完成!

これなら大量に作れますね。

この作り方が考え出されたのは1970年代。
だから、熟茶はどれだけ古くても30年ものです。

もちろんどちらのお茶も作ったその年から飲めますよ。

でも、この作り方の違いで、お茶の見かけも、味も、香りも
そして、効能も全然違うんです。

生茶はどちらかというと見かけも味も緑茶に近い感じ。
カラダを冷やす働きがあります。
熟茶は、皆様ご存じの、紅〜黒の湯色で、少し古い家のようなにおいがします。
効能といえば、生茶と逆でカラダを温めてくれるそう。


どっちがヤセルか?

どっちでしょうか・・・・私も知りたい。
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by paocha08 | 2008-11-16 23:37 | 黒茶・プーアル茶
グランマルシェ
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この週末、世界のお茶を扱う会社「ルピシア」のお茶イベントに行ってみました。
その名も「グランマルシェ」。

紅茶、中国茶はもちろん、ブレンド茶やチャイに至るまで、
100種類以上のお茶が試飲できる一大イベントで、
会場はルピシアファンのお客さんで押すな押すなの大盛況。

お茶は、すべてサントリー「アルプスの天然水」で入れられ、
小さな紙コップで提供されます。
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中国茶に関しては、出品は15種類くらいでしょうか。
試飲ブースは国や地域別になっているのですが、
中国茶の中でもルピシアが力を入れている岩茶は別扱いで
「中国」からはみ出して独立(笑)
お値段も知名度も高い大紅袍(だいこうほう)が一番人気のようでした。
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烏龍茶の1種、黄金桂はその場で焙煎実演して量り売りもしてましたよ。
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他に関連ブースとして、サントリーと共同開発して現在、
通販限定で発売中の大紅袍の試飲ブースもありましたし、
茶葉の産地への旅行宣伝ブース、それに茶器や本の販売ブースもありました。

普段から茶腹を鍛えている(?)シャンユエン、かぱかぱと試飲してもへっちゃら。
中国茶は基本的に全制覇、その後、紅茶やブレンドティー、チャイまで試飲して、
最後はやはりお口直しに中国茶でさっぱり。
さらに茶器コーナーで予定外に散財して、会場をあとにしたのでした。

ルピシアのイベントは春と秋の年2回、東京と大阪で行われているようです。
前回はダージリンフェスティバルと称して、
ダージリンばかり100種類近くが出品されていました。
次回はどんなイベントが開催されるでしょうか。
興味のある方、事前登録&入場券が必要ですので、春が近づいてきたら、
お店のHPをチェックしてみてくださいね。
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by paocha08 | 2008-11-10 23:14 | その他
マニア受けの理由
さて、前回の続き。
マニアックなお茶、普洱(プーアル)茶。

とてもマニアックなお茶なのですが、日本では意外と知名度高いですよね。
やせるお茶だとか言って。
ただし、その独特のにおいで嫌われること、限りなし(苦笑)
そのイメージで、上海にいる日本人でも普洱茶を敬遠する人、多いです。

でも、マニアには絶大な人気を誇るこのお茶。
理由は3つ

1. 種類が多い
2. 寝かせて育つ
3. まだまだ研究途上

原料に使う茶木の品種、それに採取する山によって、
そして加工過程や保存状態によって、
全然違うお茶になるんです。だから種類は膨大。

しかも、歳を重ねる毎に、日を重ねる毎に、発酵が進むので、お茶の味は一期一会。
もともと少数民族が作っていたお茶でマイナーだった上に、
日々状態の変わる生きているお茶なので、
実はまだ分かっていないことも多くて、研究途上。

その歴史は、もはや古文書や民族に伝わる伝説を紐解くレベル。

だから、普洱茶の本は、歴史書みたいなもの、骨董品カタログみたいなもの、
科学的な研究論文みたいなもの、と様々なものが出版されています。

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そんなせいか、普洱茶屋さんは、決まってマニアックな雰囲気。
保存して熟成するお茶なので、お店は天井まで積み上げられたお茶のストックで
薄暗い倉庫状態だし、お客さんはほとんどおらず、いるときは、
常連数人で何時間も静かに盛り上がってる感じで、見るからに一見さんお断り。

ちなみにお客のいないときの店主は、読書(研究中?)が基本です。
しかも、他のお店と違って、店主は年季の入ったおやじ率高し。

その場合は、お茶飲みながら、タバコ片手に読書・・・

どっちにしても入りずらい。
なので、私が普洱茶専門店に初めて入ったのは、市場に通い始めて約1年後。
あまりにマニアックで、素人が行くと騙されそうなんですもん。

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そんな普洱茶、産地は中国の南に位置する雲南省の山の中。
古くから少数民族が作っていて、馬で都に運んだりした歴史があります。
だから、多くの普洱茶の形はぎゅっと固めて運びやすいように
成形されているんですね。

あらら、、、すでに長くなっちゃってますねぇ。
お茶の種類のお話や噂される効能のお話は、また次の機会に。
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by paocha08 | 2008-11-09 12:44 | 黒茶・プーアル茶
形いろいろ
木枯らし1号も吹いたそうで、なんだか突然晩秋らしくなってきました。
シャンユエン、風邪引いて、声も鼻周りも大変なことになっています・・・

さて、お茶ブログは、そろそろ懸案の普洱茶(プーアル茶)に入ろうかと。
今日はまず形から。
文字通り、かたちから、ね。

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1枚目から

餅茶(円盤型)
砖茶(レンガ型)
沱茶(お椀型)
散茶(固めていない普通の茶葉)

と普洱茶の形の代表選手4種。


それから、飲むか飲まないかは別として

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・・・と、いろいろあるわけですよ。

だから、このお茶、マニアにはたまらないんです。
形だけでもこれだけいろいろあるんですから。

ちなみにこちらは、お茶教室で、初歩の普洱茶講義中。
写っているのは、すべて普洱茶。

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なんか全然違う色のお茶写ってますけど・・・
普洱茶は黒いんじゃ・・・?

と思った方、「茶腹なひととき」次回以降をお楽しみに〜
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by paocha08 | 2008-11-03 13:49 | 黒茶・プーアル茶