2009年 07月 03日
中国コーヒー
普洱茶の産地、雲南省。
実はコーヒーも採れます。 中国の一番南の雲南省、ベトナム、ラオス、ミャンマーと、 亜熱帯な国々に接していて、 コーヒーベルトと呼ばれるコーヒー栽培が可能な地域に位置します。 そのコーヒー栽培の歴史は、意外と古くて、 19世紀末〜20世紀にフランス人が苗木を植えたところから始まるとか。 ただ、中国内での需要が少ないことから、大きく発展することはなく・・・ 数十年前からネスレの資本が入り、少しずつ大きくなっているようです。 ところで・・・ 日本でコーヒーを買うと必ず「アラビカ種」って書いてありませんか? 他の表示がされているのなんて見たことなくて、 他になに種があるんだ? そもそも、そんなに種類があるのか? とさえ思ったりしていましたが・・・ 上海の雲南コーヒー専門店で買ったコーヒーには 「ティピカ種」 と書いてある。 あー、アラビカ種以外も存在するんだ、と思ったシャンユエンです。 このティピカ種というのは、アラビカ種の原種と言われているそうで、 栽培や生産効率の問題で、今ではかなり稀少だとか。 基本的には産地で消費される程度、ととあるコーヒー教室で説明されました。 雲南で栽培しているというこちらのコーヒーは、 中でもブルーマウンテンと同じ品種のものだそうで。 正真正銘のジャマイカ産ブルーマウンテンだって飲んだこともないのに なぜか稀少品種のコーヒー飲んじゃいました。 味ですか? 実はシャンユエン、利き茶はできても、利きコーヒーはできないので、 よくわかりません・・・ あえて言うなら、なんだかとても素朴な味がしました。 ちなみにネスレなどが雲南で栽培しているのは、普通にアラビカ種です。 今年初めには、スターバックスも一部の中華圏で 雲南産コーヒー(豆)を発売したそうで、 今後はコーヒーの産地としても有名になっていくかもしれませんね。
by paocha08
| 2009-07-03 00:09
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