2010年 03月 05日
爆買い
この間、テレビを見ていたら中国の方々の
「爆買い」というレポートをしていました。 そもそもなんて読むんでしょうか・・・ばくがい? なんか言い難いですけど。 それとも日本語じゃないんだろうか? 中国語でフリガナつけるとすると「バオマイ」でしょうか。 内容としては、日本に旅行に来た中国の人が ものすごい勢いで買い物をするというレポートのようでした。 見出しだけしか見ていないのですが、だいたい想像つきますね。 確かに、大人買いとかそんな可愛らしい表現じゃないですねぇ。 例えばこれ↓ これから陳列する商品の山じゃないですよ。 4Lの食用油、山盛り4カート分お買い上げ。 しかも、カートは日本のカートよりもずっと大きいです。 不動産・金融市場はもちろん、農産物・水産物に至るまで 世界のあらゆる商品がこの中国人の爆買いやブームの影響を受けるわけですが。 中国茶の世界でも、そんな「爆買い」に翻弄されたお茶があります。 先日とあるお茶会でも話題に上ったので、急に思い出しました。 普洱茶がそんなお茶であることは、もうご存知の通り。 ものすごい数の普洱茶が世に送り出された裏で、 一時入手困難とまで言われたお茶があります。 雲南紅茶。 もともと中国では紅茶の人気が低く、国内消費量はごく僅か。 同じ雲南省産でブームにのり価格高騰している普洱茶の生産にシフトするのも、 商売人なら当然のこと。 ただでさえ、数少なかった紅茶工場が、紅茶用に生産していた茶葉を 普洱茶として加工し出荷したため、雲南紅茶は入手困難になったのでした。 ということで、今日は、そのブームに乗って作ってしまった紅茶会社の普洱茶を。 人工的な発酵促進をしていない生茶を開封してみました。 紅茶だったらゴールデンチップと言われる金芽になりそうな葉も入っていて 若い生茶独特のくせもなく、とってもあっさりとしたお茶でした。 ちなみに、昨年あたりから雲南紅茶の生産は回復してきて、 入手困難な状況は過ぎ去ったようです。 そうしたら、今度はこのお茶が逆に入手不能な珍品になっちゃうのでしょうか。
by paocha08
| 2010-03-05 21:58
| その他お茶
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