2010年 06月 05日
マレーシア紅茶
マレーシアでお茶が栽培されていて、マレーシア紅茶のブランドまで
あると知ったのは、emilinちゃんに教えてもらった最近のこと。 しかも、その紅茶が意外(失礼!)にもおいしくて、驚きました。 マレーシア紅茶の代名詞的なブランドがこちらBOH(ボー)社。 標高1500mの高原、キャメロンハイランドで 紅茶のプランテーション(この言葉、懐かしい!)を展開しています。 歴史はそれほど古くなくて、イギリス統治下だった1929年から。 もちろんイギリス人によって始められました。 HPによれば、年間生産量は4千トン。 ・・・あんまりイメージがわかないですねぇ。 静岡県内で生産されるお茶(荒茶)が4万トンなので、その10分の1です。 この4千トンは、マレーシアの茶葉生産量の70%にあたるそうなので、 マレーシアは、それほど茶葉生産が盛んな国ではないようですね。 スーパーに行くと、BOH社の紅茶がずらりと並んでいるので、 多くが国内消費されるのではないかと思います。 HPを見ると、「アメリカ、UAE、日本、シンガポール、ブルネイ」 に輸出していると書いてありますが。 BOHの紅茶、スタンダードなものはCTC製法になっています。 CTCというのは、Crush(潰す)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の略で、 茶葉は小さな粒々になっています。 すばやく濃いお茶が抽出できるので、きっとテ・タレに向いていますね。 他には、南国らしく、南国フルーツのフレーバーティーが 伝統工芸の柄をあしらった箱でそろっています。 フレーバーティーが若干苦手なシャンユエンは、 スタンダードなものをグレード違いで。 CTCが基本なのに、一番手前の缶だけ突然、 完全な状態の大きな茶葉が出てきて、驚きました。 もちろんグレードと香り&味は顕著に比例するのですが、 赤缶がティーバックになったものでも、ティーバックとは思えない、 そしてCTCとは思えないほど、渋みもなく甘い香りのお茶が楽しめます。 マレーシア、紅茶好きには穴場ですね。
by paocha08
| 2010-06-05 11:15
| 紅茶
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