2013年 05月 21日
参考書
先週末は、ほんとうは上海の茶博に行く予定だったのですが、
諸事情によりキャンセル・・・上海そのものも久しぶりのはずだったのになー。 さて、今日は中国茶の本の話を。 中国茶関連の本は、出版の噂を聞いては、チェックするようにしています。 ただ、日本で出版される中国茶の本は、当然ながら、日本の中国茶事情に則しているので、バックグラウンドが大陸にあるシャンユエンにとっては、感覚の相違や時間のズレがあったりして、あくまで日本の中国茶事情を知る手段でした。 最近出版されたこちら 「中国茶の教科書」 北京で茶葉の販売もしている方が書いた中国茶とその周辺にまつわること。 いろいろ賛否両論あるようですが、北京の市場に通っていらっしゃる著者のバックグラウンドがとてもよく現れた本だと思いました。 多量の出処不明な情報が錯綜する大陸ですが、それらの情報を断定せず、曖昧にもせず、とても上手な言葉でまとめていて、ブログを含め、情報発信するときには、お手本にしたいと思わせる解説ぶりです。 紹介されている茶葉のセレクトは、市場でよく見かけるお茶、最近注目されているお茶、売り出し中(?)のお茶など、ごく最近の大陸の市場事情がよく反映されている感じがします。いわゆるお茶ではない花茶が比較的多く掲載されているのも大陸らしいところ。 日本の中国茶事情からすると、なぜこっちでなく、そのお茶選んだ?と思うこともあるかもしれませんが、大陸の市場からすると、かなり納得なラインナップ。 茶葉を始め中国語にはピンインとカタカナの発音が振られています。 日本語読みがないところは、駐在ならでは。 カタカナの発音は、学校で習った中国語と同じなので、すんなり読めて、ストレスがありません。 あ、ここ重要です。 誤った発音や、訛りを記載した本は、イラっとするだけでなく、中身の信憑性まで疑いたくなるので・・・でも、語学教材の本でさえ、誰に聞いたんだ?と思うぐらい、意味不明な発音、訛りが書かれている本、多いんですよねぇ、中国語。 ということで、日本では、あまりメジャーではないお茶もたくさん網羅されているかもしれませんが、大陸の市場ではよく見るお茶、トレンドのお茶が網羅されているので、大陸在住の方、大陸の市場に行かれる方には、とても参考になる本かと思います。 ということで、久しぶりに中国茶の本を購入したのでした。 次回の上海行きに向けて、予備知識の蓄積を・・・
by paocha08
| 2013-05-21 22:14
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