2008年 04月 06日
製茶の職人
先日のお茶摘みの際、工場でお茶作りの過程も見せてもらいました。
この間もちょっと紹介したけど、これお茶っ葉の選別風景。 部分別に4つぐらいに分けています。 もちろん全部手作業。 これ選別されたものです。 この3種類はお茶にするもの。違いがわかりますか? もうひとつこちらはゴミ箱へ〜 選別作業のあとはお茶を炒るような作業があります。 中華鍋状態のこの釜で、水分量を手の感触で確かめつつ、温度を変え、炒り方を変えつつ、40分ぐらいで3つの工程をこなします。 鍋に均一に当たるようにしないと、炒り具合にムラができてしまうし、 炒りすぎると焦げちゃう。手を休めることはできません。 しかもこれ、かなり熱いです。最初の工程では200度近く。 壁に小さな穴が空いているのですが、そこに向かっておじさん声かけ。 「3番、火強くして!もう少し!4番そのまま!」 壁の向こうには 火の番してる工員さん。 火は薪なんですよ。 薪の火加減は難しいので、壁のあっちもこっちも職人だな。 ほんとに自然の中で人の手で手作りされてる。 香りが立ってくると今度はお団子状にお茶をまとめて揉み揉み。 すると 産毛が立ってきて、みるみる白っぽくなってくるんです。 こうして炒り上がった茶葉は風味を落ち着かせるため数日寝かし、完成します。 初めて見たお茶作り。 もちろん機械作りのものもあると思うのですが、環境と人と技とを見て、 大事に飲もうと思いました。 ちなみに私たちの目の前で作られたお茶は 50g 135元(=2千円ちょっと)のお茶になるそうな。 ペットボトルの烏龍茶が53円の国で、しかも工場価格での話ですからね。 いかに高価なのかがわかりますか? 私たちがこの日購入できたお茶はさらに時期の早いお茶だったので、 さらに高級品で、 50g 4千円! (=260元) もともと高級茶葉に手を出していなかった私ですので、 簡単に茶葉最高値を更新しましたとさ。
by paocha08
| 2008-04-06 01:49
| 緑茶
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