2008年 11月 30日
においバイバイ、ブーアル
今日は「おうちで中国茶講座その4」。 普洱茶(熟茶)を少しでも美味しく、 ますます美味しく飲みましょう〜です。 プーアル茶が嫌われる理由は、その独特のにおい。 古い家のにおいというか、なんていうか・・・ ま、要するにカビ臭さなんですけど。 これ、別に日本人がイヤなだけではありません。 中国の方も、嫌います。 だから、美味しいプーアル茶の基準はこのかび臭さがないこと。 乾燥した茶葉の状態でも、お茶として入れた状態でも、これが評価になります。 その臭さ、取り除いて、プーアル茶を見直しましょう。 一度飲んで、ダメだ、と思ったまま、棚の奥底にあるお茶も、これで飲めるかも? まずは熱湯を用意します。 ぐらぐら沸いた100度のお湯でお願いします。 いつものように使う茶器を温めて下さい。 茶葉は150ccあたり、3gが目安です。 茶葉を入れたら、100度の熱湯を勢いよく注ぎましょう。 注いだらすぐに捨てます。 においが気になる方は、これをもう一度。 このお湯は茶杯を温めたりするのに使わずにそのまま捨てて下さいね。 茶葉を洗ったお湯は、一番においがきついので、これで茶器を温めると、 においまで移ってしまいますよ。 茶葉にまた100度ぐらぐらのお湯を注いだら、30秒〜1分程度待ちます。 ここでできる方は、浮いているアクを取るといいですよ。 あとはそれぞれ茶杯に注いで、どうぞ。 100度の熱湯を使うこと、1~2回洗うことで、 かなりにおいが抑えられるとおもいます。 茶杯は口の広がったものを使うと、においが発散して、 より飲みやすくなりますよ。 1煎目でにおいがまだ気になる方は、2煎目を入れるまでの間、 急須の蓋を開けておくとよいかもしれません。 教室やお茶屋さんでは、紫砂壷を使って入れます。 余分なにおいを取り除いて、まろやかなお茶になるから。 ただし、紫砂壷の場合はプーアル茶専用の茶壷にしましょう。 茶壷ににおいがついてしまいますので。 中国茶の道具、もってないよ、という方、 おうちにあるティーポットで同じようにどうぞ。 茶杯は日本の湯飲みよりも口の広い、ティーカップがよいかもしれません。 めくるめく普洱茶の世界をどうぞ!
by paocha08
| 2008-11-30 10:44
| 黒茶・プーアル茶
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