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上海茶腹紀行2
9ヶ月振りに訪れたお茶市場。
入った瞬間、その懐かしい香りにほっとしました。

この香りだけは変わらない

1~2ヶ月で各お店の内装はもちろん、店舗までもが入れ替わり、
変化の激しいお茶市場。
9ヶ月でどれだけ変わったんだろうか?と思ったら・・・

どーん
上海茶腹紀行2_e0129842_2034466.jpg


道の反対側に新しい建物できちゃってました(・O・;
その名も「武夷茶城」。
おう、これはきっと岩茶屋さんがいっぱい入っているに違いない、
と思って入ったら、まぁ、ごく普通にお茶市場でした。
岩茶の専門店も2~3軒あるようでしたが、プーアル茶専門、景徳鎮専門、
一通りそろってるお茶屋・・・要するになんでもありな感じ。

お茶市場全体を見て回った印象を。

岩茶専門店が増えています
単枞(たんそう)を扱うお店も増えてます
紅茶を扱うお店も増えてます
どちらかというと観賞用に近い紫砂壷や景徳鎮の茶器を扱うお店も増えています
相変わらず、プーアル茶を置くお店が増えていて、もう置いてないお店はないぐらい

やや高価で見た目が洗練された茶器が増えているのは、
上海の生活レベルが上がり、余裕が出てきたことの現れであると同時に、
もしかすると、台湾との関係もあるのかも、と思います。

大陸の中国茶具の世界ではやはり台湾製のもの、
あるいは台湾向けに作られたものが洗練されており、
デザインも品質もよいという見方があります。

去年の台湾総統交代と大陸との協調路線への変更、
実際にどれだけ影響があるのかわかりませんが、
もしかすると茶器の流通が増えているのかもしれませんね。

プーアル茶ブーム(バブル)は去ったと言われているのですが、
相変わらず取り扱うお店が増えているよう。
一昨年あたりまでは、人気を見て置いていたお店が多いのかもしれませんが、
こうなってくると、だぶついた在庫が安く手に入るせい?
価格は確実に下がっている印象です。

単枞や岩茶はこれまでもどこのお店も一応は置いてた感じだったのですが、
専門に扱うお店や種類豊富なお店が増えているみたいでした。
岩茶は新品種らしき名前もたくさん見かけましたし。

さらには陰の薄かった中国紅茶。
これも看板に出すお店が増えてましたね。

そして、そして、安渓の鉄観音を扱うお店では
焙煎した鉄観音を出されたり。

ここ数年、烏龍茶はどんどん発酵度が低くなり、
清香(チンシャン)と言われる香りがブームになっていました。
限界に挑戦する気なのか?と思うほど、青っぽいお茶が出回っていて、
時には青臭いと思うほど。

でも、今回は焙煎した烏龍茶をイチオシするお店もあったりして。
岩茶、単枞のお店が増えているのと合わせてみると
これからは少し昔に戻って、発酵度高め、濃厚な香りが
流行っていくのかも?

・・・と、シャンユエンの勝手な分析でした♪

茶腹紀行はまだ続く〜
by paocha08 | 2009-01-08 20:40 | お買い物